山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

秋のコンサートの舞台づくり始まる

2012-11-10 20:39:35 | 市民活動・まち育て
 春野町尾上邸、秋のコンサートが再来週にある。
 そのための準備作業を行った。
 尾上邸のオープンガーデンの管理は、ボランティアの手がかかせない。
 きょうも手弁当で8人ほどがやってきた。

  
                
 「舞台は石積みがいい」と言い出したスタッフがいて、即、石垣を崩していたお宅に軽トラックで貰いに行く。
 ツルハシやスコップを駆使して、あっというまに舞台ができあがる。
 動き出すとハイパワーな面々である。

                          
 庭はすでに秋の装いが始まっている。
 カエデ・ナンキンハゼ・メグスリノキなどはすっかり赤の彩色を表現している。
 そんななか、リンドウの青が地面に輝いている。
 
 自然と人間との調和が美しく備わった里山の風景。
 それを庭でも実現してきている尾上さんのロマン。
 心痛む日本の情報洪水のなか、ここだけは希望を共有できる空間がある。
                                       



   
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近所からのお裾分け続く

2012-11-09 19:56:53 | 出会い・近隣
 先日のこと、近所からいろいろいただき物が続いた。
 「夏になるべきものが天候のせいか秋になってドカドカできたのでどうぞ」といただいた紅小玉スイカ。

     
 毎食のデザートにガツガツホリホリしてあっというまに完食。
 スイカの汁をスイカをカップにして飲みました。
 サイコー。
 ありがたい。

            
 次にいただいたのが「アマゴ」10匹。
 とても全部は食べられないので、小分けにして冷凍庫へ。
 2匹づつ焼いて毎日おかずにはアマゴ。

                   
 隣の師匠からは、間引きの大根の山盛り。
 大量にシラスを買ってきて、大根の葉っぱ炒めに入れる。
 これは鍋いっぱい作ったので毎食のおかずとなる。

 それでも余っているので、糠漬けにしたり、味噌汁に入れたり、今は大根の生漬けの準備をしている。
 いやはや、ありがたい。

 食べることの行為に人間の暖かさを感じ入る。
 「孤食」が深刻になっている今日、お裾分けは心を満腹にしてくれる。
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学習するイノシシ

2012-11-08 21:12:53 | できごと・事件
 また昨夜、イノシシが侵入。
 わが畑の第2農道は掘り返しの畝のようになった。
 道路からの入口でまずはガリガリ、バリバリ。

  
 そうとう腹がすいているようだ。
 野菜がちょうど収穫が終わった時期だからだ。

   
 ときどき、試し掘りするようで、ニンニク畑にはミミズが少なかったようで、ニンニクには被害がない。

          
 茶畑の根元を掘っている。
 ひょっとすると、ヤマノイモがあったのかもしれない。
 画像ではわかりにくいが、20cmくらい掘られている。

 イノシシもここは安全地帯と学習したに違いない。
 まわりは「電柵」がどんどん多くなってきたせいか、囲いがある所には近づかないようだ。
 そのためきょう一日は、手製の防護柵づくりで日が暮れちまったよ。

 隣が耕作放棄地なんだから、そちらを薦めたいのだが、イノシシも草茫々の所より効率の良いほうを選んでいる。
 人間もイノシシもやっぱり便利なほうに足が向くんだなー。
 
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イノシシの復讐!?

2012-11-07 20:58:12 | できごと・事件
 昨夜のことだったらしい。
 イノシシがわが畑に侵入、暴れまくったのだ。
 多少の訪問はちょくちょくあったのだが、今回はすさまじい。
 畑を一周するようにミミズ取りの穴が三々五々。

  
 草刈りしたばかりの農道はえんえんと掘り返しの道と化した。
 よほど腹を空かしていたに違いない。
 これほど完膚なきまで掘り返したのを見るのは初めてだ。

        
 セロリの両横も掘られたが、野菜は無事だった。
 白菜・キャベツ・ピーマン・ネギが植わっていたが、野菜には被害はなかった。
 考えを変えれば、紳士的なイノシシともいえる。
 どこの畑もちょうど収穫が終わり、イノちゃんの好物がない時期なのだろう。

                   
 前日、畝を完成し、黒いマルチをかけたばかりの畝は破壊されていた。
 きっと、肥料の糠を漁っていたようだ。

 となりの家の畑は無傷。
 わが家だけがピンポイントの狙い撃ちなのだ。
 これは先日サトイモを無事収穫してしまった腹いせに違いない。

 しかし換言すれば、有機栽培・無農薬でミミズの生息数が多くなってきたんだともいえる。
 荒地をなんとか開墾した結果、柔らかい土壌になってきたことの結果だと思うことにした。
 
 
 
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ショウガを初収穫

2012-11-06 20:35:23 | 農作業・野菜
 となりの師匠がショウガを収穫していたので、またあわてて裏の畑でショウガを1株収穫。
 背の高さも1m近くもあり、元気なショウガの出来上がり。
 毎年、ショウガはうまくできなかったが、今回はOK。
 バイオトイレの糞尿がきいているのかも。

     
 深夜になるとまいにちのようにイヌが吠える。
 イノシシやアナグマがちょこちょこ来ているようだ。
 したがって、いよいよ残りのサトイモ4本を収穫することにした。
 これでサトイモは、被害なく収穫したこととなる。

            
                    
 昨日の雨で、ムキタケがぐーんと大きくなった。
 全部収穫しても食べきれないので、キムチ用と鍋用とを裏の畑で収穫。
 夕飯にまずはムキタケのゆで汁でスープをつくる。
 ウーム、きのこのダシがきいているせいか、なかなかいけますぞ。
 そうそう、ムキタケのキムチ漬けの第2弾も作らなくちゃ。 
 
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天竜秋の野草散策

2012-11-05 19:32:57 | 植物
 天竜の巨木散策と同時に、貴重な野草もそぞろ散策した。
 ハコベの花かなと一瞬思ったほど小さな「キッコウハグマ」(キク科)の群落を発見。
 葉は亀甲型というが、ハート型に近い。
 花もよく見ると卍型なのだ。
 10cmほどの高さしかないので、じっくり見ないと探し出せない。

  
 「ダイモンジソウ」(ユキノシタ科)の群落を偶然発見した。
 以前、高山に登ったときに見たことがあったが、中山間地では初めて出会う。
 道路際のわりにはなんとか略奪されていないのがさいわい。
 山野草愛好者には人気がある。

  
 「アキノキリンソウ」(キク科)もそろそろ終盤のようだ。
 シシウドに似ている「シラネセンキュウ」(セリ科)が岩盤にしがみついていた。

 
 野菊は多数の種類があってなかなか覚えられない。
 「リュウノウギク」(キク科)の葉は、樟脳のような「竜脳」香に似ているところからつけられた名前という。

 書を捨て、欲を捨て、野山に行こう。
 すると、ほんとうの人生が見えてくる。  
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天竜の巨樹巡り

2012-11-04 20:48:10 | 旅行・散策
   < 1 渡ガ島神社のクスノキ >
 昨日、天竜の巨樹をめぐる機会があった。
 最初に訪れたのが天竜区上阿多古地区渡ガ島にある諏訪神社のクスノキだった。
 樹が大きすぎてカメラで捕らえられない。

 「新・浜松の自然100選」に選ばれている。
 目通りの幹周りは、8m。
 

    
 鳥居に向かって左の樹は、クスノキとムクノキが合抱している神木だそうだ。
 目通りの幹は4.8mと3.4m。
 向かって左右の樹は、浜松市指定天然記念物になっている。

    
              
                     
   < 2 柴のタブノキ >
 天竜区熊の「柴」集落にある県内最大級のタブノキである。
 幹周りは5.4mというが、もっとありそう。
 テイカカズラ・キズタ・イタビカズラなどのツル植物がびっしり。

 
    < 3 吉沢の田高杉 > 
 天竜区佐久間町浦川の吉沢地区の田高(タタカ)さんちの杉である。
 幹周り右8.7m、左4.5m。
 もともとは1本の樹だそうで、11本の幹に分かれている。

      
    < 4 横川の将軍杉 >
 天竜区横川の武速神社にある樹齢1000年以上と言われる杉の大木。
 797年、征夷大将軍坂上田村麻呂が蝦夷征伐を祈願したことから「将軍」がつく。 幹周り10.6m。

 日本の原住民は青森県三内丸山あたりの東北と考えるオイラにとって、将軍田村麻呂は侵略者となる。
 田村麻呂を英雄として疑わない歴史教育は疑問。
 蝦夷の立場にとっての歴史からすれば、ヤマトは加害者なのだ。

 それにしても、巨木の迫力は人間を超える。
 だから、そこに神をみたのだろう。
 日本人と巨木の関係は、日本人の精神形成に深く根ざしている気がしてならない。

  
 
                   

                       

 
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なんとか大根を初収穫

2012-11-03 21:58:58 | 農作業・野菜
 2年前の残りの種を撒いた大根からなんとか収穫まで漕ぎつけた。
 発芽率が悪かったのは言うまででもない。
 3回ほど撒きなおした。

 しかし、時間差で収穫があるのは意外に良いのだ。
 間引きと収穫を同じ畝で同時にやれるのだ。
 さっそく、和宮様に献上した。

                  
 朝露の中のミニトマトは、いのちをつなげようと必死に実をつけた。
 しかし、ときは秋。
 陽射しが柔らかすぎる。
 なかなか赤くならない。

 畑のいのちのリレーは、すでに寒さとの攻防に向かっている。
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キク科の花が圧倒だね

2012-11-02 20:42:42 | 植物
                         
 わが茶園に猛威をふるった「ベニバナボロギク」(キク科)はいまだ健在である。
 それどころか、畑のあちこちでその子孫がすでに芽を出していたり、花を咲かせたりしている。
 花はきれいだし、下を向いているし、しおらしいが、農家にとってはなかなか手ごわい。

 
 夏から今も畑を彩る常連は、「ノハラアザミ」(キク科)。
 通行を妨害する痛い相手でもある。
 春は「ノアザミ」だが、違いはいまだよくわからない。
 ようは季節で住み分けているのが素晴らしい。

              
 はじめは刺の鋭いオニアザミかと思いきや、「オニノゲシ」(キク科)だった。
 花が紫ではなく、黄色だもんね。

 キク科植物の花がわが畑に彩りを添えてくれている。
 ついでに、スズメバチも来ている。  
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やっと、茶樹の手入れが始まった

2012-11-01 20:26:32 | 出会い・近隣
 わが家の茶園の管理者が代わったものの、なかなか剪定できないままだった。
 若手3人で管理という話だったが、なかなか行動に移らなくて、雑草がかなりはびこってしまった。
 まず、外側から整枝する。

      
                

 やっと、二日間できれいになった。
 ホッとしたー。

                      
 なんとか、来年の一番茶には間に合いそうだ。
 それでも、お茶離れ、価格の下落、重労働、放射能問題ということで、茶業界の生き残りは厳しくなってきた。

 大規模にしないと採算があわなくなった。
 したがって、細々やってきた茶農家は茶園を手放すようになってきた。
 わが家は茶園を管理してくれる人がいるだけでもしあわせなのだ。

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