バンテージ・ポイント
2008年/アメリカ
暗黙のメッセージ
総合
100点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
テロ対策条約調印のために訪れたスペインで演説しようとするアメリカ大統領の狙撃を、8人の目撃者の異なる視点から繰り返し描かれるサスペンスとして十分に楽しめる作品に仕上がっているが、監督が本当に描きたかったことが別にあるような気がする。
この作品で描かれている通り、テロというのは非情なものである。特にテロ組織のリーダーであるスワレスは組織のメンバーに対しても容赦しない。弟を人質にとってまでもハビエルに大統領を拉致させようとし、役に立たなくなったメンバーはあえて他のメンバーに殺させるなど、彼の非情さは群を抜いている。
しかしそれほどの人間でもその非情さに綻びを見せてしまったのがラストシーンである。運転している車の前に突然飛び出してきた少女アナに気がついたスワレスは思わずハンドルを切って事故を起こしてしまうのである。本当に非情な人間であるのならば、彼は平気でアナをひき殺して逃げ去ることができたはずである。
監督が言いたいことは、人間である以上完全に非情になることは出来ない、つまりテロは絶対に成功しないということなのではないだろうか? 最後が、上手くいっていなかった家族と電話で安否の確認をするハワードのシーンで終わるのは、人は誰でもそのような失えない絆を持っていてそれが人を完全な非情にさせないという意味なのだと思う。
TBSが会津に謝罪 歴史クイズ番組問題で(朝日新聞) - goo ニュース
今回の問題に対するTBSの対応は理に適っていると思う。理に適ってはいるが
クレームがつくのは予想できることなのだから、そもそもこのようなことをクイズの
問題として出題するべきではなかった。では何故このような問題を出題したのかと
想像すると、その背景にクイズ番組の乱立があるからだと思う。毎日どこかの局で
放送しているわけだからネタが尽きてしまうであろう。実際、先日の「オールスター
感謝祭」で優勝したのはクイズ番組に出まくっている品川祐だった。明らかに彼は
クイズ番組に慣れているし、それは視聴者にも言えることだろう。今後、問題作成
はますます困難なものになるだろう。