MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』

2015-07-11 00:03:05 | goo映画レビュー

原題:『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』
監督:丸山健志
撮影:神戸千木
出演:生駒里奈/西野七瀬/白石麻衣/生田絵梨花/橋本奈々未/桜井玲香/松村沙友理/高山一実
2015年/日本

「生駒里奈 with 乃木坂46」だった頃について

 『16人のプリンシパル』のゲネプロの2幕キャストに自分の名前がなかったことで拗ねてしまった松村沙友理がそれを窘めた生駒里奈と大喧嘩する様子が映され、その後の松村の男性とのスキャンダルの話の流れは松村の性格を上手く掬っているようには見える。
 かつて齋藤飛鳥は乃木坂46の11作目のシングル『命は美しい』に関して「乃木坂って割りと陰を持ったメンバーが多いなっと私は思ってて、だからそういう子たちが歌うから10代の子たちにも響いたりするのかなと思う」と発言していた(NHK Eテレ『Rの法則 アイドルの舞台裏 曲の出会い・乃木坂46』2015年4月1日)。この時は、彼女の発言の意味がよく分からなかったが、本作を観て納得がいく。
 しかし結局のところ乃木坂46はデビュー時からしばらくの間、他のメンバーがアイドルとして成長するまでグループの顔として孤軍奮闘していた生駒里奈の圧倒的に群を抜いたタレント性とバイタリティーがあったからこそ地下アイドルにならずに済んだのだと改めて感じた。


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