MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』

2019-06-09 12:06:46 | goo映画レビュー

原題:『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』
監督:田中亮
脚本:古沢良太
撮影:板倉陽子
出演:長澤まさみ/東出昌大/小手伸也/小日向文世/織田梨沙/竹内結子/三浦春馬/江口洋介
2019年/日本

矛盾した日付について

 『映画 賭ケグルイ』(英勉監督 2019年)同様に、本作も事前にテレビ版を見ておいた方が理解しやすいだろうし、ストーリーよりも長澤まさみが演じる主人公のダー子のようにキャラが重視されているように思う。信用詐欺師たちの活躍が描かれる本作の内容の詳細は差し控えておくとしても、疑問に思った点だけは指摘しておきたい。
 香港の女帝として君臨しているラン・リウと元夫のコウカイトウを再会させるために偽の手紙を送るのであるが、そこには再会日を「9月28日」に指定した。ところでその封筒には2つ共に「26.10.19」という消印(?)が押してあるのだが、香港の消印だからこれは「2019年10月26日」を表すはずである。作品の性格上、気になる点である。


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『映画 賭ケグルイ』

2019-06-09 00:36:29 | goo映画レビュー

原題:『映画 賭ケグルイ』
監督:英勉
脚本:英勉/高野水登
撮影:小松高志
出演:浜辺美波/高杉真宙/宮沢氷魚/福原遥/伊藤万理華/岡本夏美/池田エライザ/森川葵
2019年/日本

ストーリーよりもキャラ重視の作品について

 事前にテレビドラマを見ておかなければ独特の世界観になかなかついていけないと思うのだが、やはりストーリー自体にも無理があって、対戦相手の手札を「透視」できる村雨天音が仲間の歩火樹絵里の手札が分からないという設定には不自然さを感じてしまう。
 しかしストーリーよりもそれぞれのキャラに注目して、例えば、主人公の蛇喰夢子を演じた浜辺美波とライバルの歩火樹絵里を演じた福原遥のどちらの「気狂い度」が高いのか比べながら観てみるのもいいのかもしれない。
 鈴井涼太を演じた高杉真宙にコメディアンとしての才能を感じたが、ずっと食べているだけで終わってしまった黄泉月るなを演じた三戸なつめは納得済みの役だったのだろうか?


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