MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ヴィジット』

2015-11-10 00:04:55 | goo映画レビュー

原題:『The Visit』
監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:M・ナイト・シャマラン
撮影:マリス・アルベルティ
出演:オリビア・デヨング/エド・オクセンボールド/ディアナ・デュナガン/ピーター・マクロビー
2015年/アメリカ

娘と息子のそれぞれの父親の「赦し方」について

 15年前に担任の高校教師のロバートと19歳で駆け落ちしたポーラは、今はシングルマザーとして15歳の娘のベッカと13歳の息子のタイラーと過ごしており、両親のジョンとドリスとはそれ以来絶縁状態だった。ベッカは母親と彼女の両親の関係を訊こうとするが、ポーラが語りたがらないためにそれならば祖父母に訊こうと、タイラーと2人で1週間の休日に祖父母が住むペンシルバニア州へ遊びに行く。
 そこで起こった出来事を語ることは作品の性格上避けるが、実はタイラーは父親がいなくなった原因は自分にあると思っており、5年前に父親が観ているラグビーの試合中に、ボールを持って向かって来た相手に足がすくんでしまって何もできずに負けてしまったことを後悔しており、その「克服」がクライマックスで効果的に描かれている。一方、ベッカは自分が撮影したドキュメンタリー作品に父親の写真をスライドとして使うことで彼を赦すことになる。
 ジョンとドリスと一緒にタイラーが「ヤッツィー(Yahtzee)」というダイスゲームをしている時に、ジョンが席を立った後、ドリスがクッキーを次々と口に入れる様子を見たタイラーが何故か突然「ケイティ・ペリー(Katy Perry)」と言った意味が分からなかったのであるが、「シャキーラ(Shakira)」同様にどうやら「shit」のような四文字語を言う代わりに女性の名前を言うことが流行しているらしい。誰の名前でもいいのかどうかは定かではないのであるが。


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『俺物語!!』

2015-11-09 00:29:35 | goo映画レビュー

原題:『俺物語!!』
監督:河合勇人
脚本:野木亜紀子
撮影:足立真仁
出演:鈴木亮平/坂口健太郎/永野芽郁/森高愛/恒松祐里/鈴木砂羽/寺脇康文
2015年/日本

完全に主演頼みの作品について

 少女漫画原作の映画化は多々あれど「コミックさ」をこれほど忠実に映像化した作品は珍しいのではないだろうか。それはひとえに主人公の15歳の高校1年生である剛田猛男を32歳で演じた鈴木亮平の、ある意味「強引さ」の賜物であろう。高校生に見えるか見えないかという次元を超えて、キャラクターを完全に自分のものにしている鈴木亮平の特異な演技は既に『HK 変態仮面』(福田雄一監督 2013年)で証明済みではある。


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『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』

2015-11-08 00:15:03 | goo映画レビュー

原題:『Pan』
監督:ジョー・ライト
脚本:ジェイソン・フックス
撮影:シーマス・マクガーヴィ/ジョン・マシーソン
出演:リーヴァイ・ミラー/ヒュー・ジャックマン/ギャレット・ヘドランド/ルーニー・マーラ
2015年/アメリカ

「ティーン・スピリット」の臭いがしない作品について

 冒頭の雰囲気作りは悪くない。主人公のピーターが囚われた、黒ひげが支配する世界にはニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット(Smells Like Teen Spirit)」が流れており、それは最後に黒ひげが「ハウ・ロー(How Low)」と口ずさみながら落ちていくのだからメインテーマといってもいいはずで、必然的にダークなメッセージを期待してしまったのだが、ストーリーそのものはピーターが落ちていくフックを救うために空を飛んだところから一気に魔法が使えるようになり、見せ場を作らないままあっという間に黒ひげをやっつけてしまうのだから何の深みも感じられず、3Dで観ていなかったら退屈していたと思う。「この世界か、あるいは別の世界で(in this world or another)」会えるというピーターに宛てた母親メアリーの手紙の伏線も活かされておらず、ジョー・ライト監督流の「ピーターパン」の解釈に期待していただけに残念だった。


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『エール!』

2015-11-07 00:54:27 | goo映画レビュー

原題:『La Famille Bélier(ベリエ一家)』
監督:エリック・ラルティゴ
脚本:エリック・ラルティゴ/トーマス・ビデガン/ヴィクトリア・ベドー
撮影:ロマン・ウィンディング
出演:ルアンヌ・エメラ/カリン・ヴィアール/フランソワ・ダミアン/エリック・エルモスニーノ
2014年/フランス

実は大御所歌手の再評価を試みる作品について

 早くも『ピッチ・パーフェクト3』を観ているような錯覚に陥った理由は、それは「膣炎」や「初潮」や「ゴムアレルギー」として描かれるものの、意外と「下ネタ」が多かったからである。主人公のポーラ・ベリエの父親のロドルフが市長に立候補した際に、さっそくフランス大統領のフランソワ・オランドが書いた『運命の変化(Changer de Destin)』を読んでいる横で、妻のジジがカトリーヌ・パンコル(Katherine Pancol)が書いた『伝説のジャクリーン(Une si belle image : Jackie Kennedy)』を読んでいるギャグがフランス映画らしい。
 ところで日本人にはあまりピンとこないのであるが、コーラス部の顧問の音楽教師のトマソンが選んで生徒たちに歌わせている楽曲は、ラストでポーラがオーディションで歌う曲として選んだ「青春の翼(Je Vole 私は飛ぶ)」も含めてほとんどミシェル・サルドゥ(Michel Sardou)のものである。ポーラが「Je Vole」を歌うと言った時、審査員も伴奏者も曲を知らなかったようだからミシェル・サルドゥは本国でも「過去の人」なのかもしれない。ミシェル・サルドゥは日本でいえば沢田研二のような存在だと思う。実際に、年齢もサルドゥが一歳だけ年上で、沢田研二はミシェル・サルドゥの曲をカヴァーしていたこともあるのだが、沢田研二の曲を本作のようにコーラス部で歌うことがあるかどうかとなると難しいような気がするから、井上陽水か吉田拓郎あたりかもしれない。


(生徒たちの着ていたシャツにプリントされていたミシェル・サルドゥのアルバムジャケット)


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『ピッチ・パーフェクト2』

2015-11-06 00:12:12 | goo映画レビュー

原題:『Pitch Perfect 2』
監督:エリザベス・バンクス
脚本:カイ・キャノン
撮影:ジム・デナウルト
出演:アナ・ケンドリック/レベル・ウィルソン/ヘイリー・ステインフェルド
2015年/アメリカ

韓国とフィリピンのヴォーカリストの違いについて

 コメディー作品としては間違いなく面白いのであるが、ネタがゲス過ぎて笑いが苦くなってしまう作品として本作は『テッド』(セス・マクファーレン監督)と並び称されるであろう。
 そういうことなのでストーリーに関する詳細な言及は避けるが、ゲイのジョン・スミスと一緒にア・カペラ大会のコメンテーターを務めているゲイル・アバーナシー=マッカデン=フェインバーガー、つまり本作の監督であるエリザベス・バンクス自身がフィリピン代表の「ザ・フィルハーモニック(The Filharmonic)」のパフォーマンスが終わった後に発した、「韓国の代表は退屈だ」という発言に注目してみたい。
 監督の発言が本音であるとするならば、「カラ(KARA)」や「少女時代(Girls' Generation)」のアメリカにおける知名度は無きに等しい。逆に言うならば、シャリース・ペンペンコやアメリカのロックバンド「ジャーニー(Journey)」のリード・ボーカルとして知られているアーネル・ピネダのようにフィリピン出身の歌手はよく知られているということになるのである。しかし「バーデン・ベラーズ」のメンバーの一人であるリリー・オナクラマを演じているハナ・マエ・リーは韓国系のアメリカ人なのであるが、彼女の役は小声でビートボックス担当であるから、韓国人にヴォーカリストのイメージはないのかもしれない。こうなるとヴォーカリストとしての日本人に対するイメージも知りたいところなのだが、続編『ピッチ・パーフェクト3』で描かれるだろうか?
 メンバーたちが2015年のア・カペラ国際大会が催されるデンマークにある「ハンス・クリスチャン・アンデルセン・ハウス(Hans Christian Andersen House)」を訪れる際に、パトリシア・"ファット・エイミー"が『スター・ウォーズ』シリーズに出演している「ヘイデン・クリステンセン(Hayden Christensen)」と聞き間違える。「Hans Christian Andersen」を「早口」で言うと「Hayden Christensen」にならないことはないが、さすがにこれはギャグだと思う。


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『居酒屋兆治』

2015-11-05 00:38:47 | goo映画レビュー

原題:『居酒屋兆治』
監督:降旗康男
脚本:大野靖子
撮影:木村大作
出演:高倉健/加藤登紀子/大原麗子/田中邦衛/伊丹十三/ちあきなおみ/左とん平
1983年/日本

暴力が渦巻く「人情もの」の正体について

 当時のオールスターを配した本作は『あなたへ』(降旗康男監督 2012年)を彷彿とさせるが、決していわゆる「人情もの」とは言えない理由は、けっこう暴力シーンが多いところにあるのだが、その暴力シーンもしっかりした演出とは言えず、例えば、函館で居酒屋「兆治」を営む主人公の藤野英治は先輩の河原に酔った勢いで一発殴られて、警察沙汰になるのであるが、再び湾岸で河原にボコボコに殴られても大して怪我をすることもない。それでいながら妻をくも膜下出血で亡くした秋本の悪口を言いふらす河原を一発殴っただけで脾臓破裂させて警察に捕まるものの、6日間の拘留で出られてしまうところなど正確に欠ける演出が目立つのである。他にも英治の友人の岩下義治が井上を必要以上に殴ったりしているが、そのことに関して岩下が深く反省しているように見えない。
 英治が取調べを受けている際に、小関警部が何故さよと結婚しなかったのかと問いかけたことに対して英治は「2人とも貧しかった。貧乏にまいっていた。愛し合っている2人のうち、どっちか一人だけでも幸せになれるんだったらそれでいいじゃないかって。神谷さんの家は旧家ですから今考えれば、今の時代になってみればおかしいです。でもあの当時はただ安定した暮らしに憧れていました」と説明するのであるが、これはおかしな話で、英治はその後「北洋ドック」という巨大船を製造する大企業の総務部の課長までに出世しているのであり、「当時」という時期がいつを指すのか分からないが、英治の2人の娘はまだ幼く、そこまで出世する人が「貧しかった」とは思えないのである。
 そこで疑問が湧くのが、英治とさよの最後まで明瞭にならない関係と河原に喰らわせた英治のプロ並みの鋭いボディブローなのであり、だから本作は小関警部の「想像」通りに結核を患っていた神谷久太郎の遺産目当ての政略結婚とその挫折という「クライムサスペンス」として観るべきではないのだろうか。


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『ギャラクシー街道』

2015-11-04 00:59:35 | goo映画レビュー

原題:『ギャラクシー街道』
監督:三谷幸喜
脚本:三谷幸喜
撮影:山本英夫
出演:香取慎吾/綾瀬はるか/優香/遠藤憲一/小栗旬/秋元才加/西川貴教/西田敏行/大竹しのぶ
2015年/日本

もはや文句が言える人がいない大御所の脚本について

 ストーリーのクライマックスがどこにあったのか分からなかった作品を初めて見たような気がする。もしも万が一、宇宙でノアが卵を掴むシーンだとしたら余りにも地味過ぎる。ここら辺の演出は微妙なところで最初に卵を取りに向かったキャプテン・ソックスの時にはハンバーガーショップ「サンドサンドバーガー」内にいる宇宙人たちのツッコミの声が聞こえるのであるが、ノアの時には何故か彼らの声が聞こえない。コメディ映画であることを勘案するならば、それくらいの破綻は良いとしても、例えば作品冒頭においてカエル型宇宙人のズズが座ると椅子が濡れるということでノアがノエに文句を言うシーンがあり、ラストにおいてズズが「The End of the Universe/宇宙の果てまで」を熱唱するのであるが、いつもの三谷監督であるならば、ズズの湿っぽさという伏線を使って、そばで椅子に腰かけているノアとノエをズズが踊りながら放つ水でびっしょりに濡らすという演出をするはずなのであるが、何の工夫もなく呆気なく終わらせてしまっている。
 このように伏線が全く活かされておらず、それぞれの小ネタも特段面白い訳でもなく、だからといってそれぞれの小ネタが大ネタに集束されて爆笑を生む訳でもなく、とにかくキャラクターに頼り過ぎており、とてもあの三谷幸喜の作品だとは思えないような出来である。逆の意味でのこの驚愕をかつて味わったことがあると記憶を辿っていったらビートたけし監督の『みんな〜やってるか!』(1995年)に行きついた。


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『劇場版 青い鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ』

2015-11-03 00:16:41 | goo映画レビュー

原題:『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC』
    『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza』
監督:岸誠二
脚本:上江洲誠/森田繁/中村浩二郎
撮影:奥村大輔
出演:興津和幸/渕上舞/宮下栄治/松本忍/津田美波/沼倉愛美
2015年/日本

『宇宙戦艦ヤマト』と『新世紀エヴァンゲリオン』の「つなげ方」について

 前篇の『DC』を観た限りでは、主人公の千早群像と彼をサポートすることになったイオナの関係が、『宇宙戦艦ヤマト』の主人公の古代進とスターシャの関係を思わせ、そのつもりで観ていると最後になって「生徒会」が出てきてそのまま終わった時には唖然としてしまったが、後篇の『Cadenza』で一気に謎を解き明かすストーリー展開が素晴らしい。前篇と後編の2部構成で上映する場合はこのようにストーリーにメリハリをつければこそ意味があり、くどいようだが同じ2部構成の『進撃の巨人』(樋口真嗣監督 2015年)に欠けていたものはこのような恐れを知らないストーリーの怒涛の展開だと思うのである。


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『泣いてたまるか さよなら敬礼!』

2015-11-02 00:27:39 | goo映画レビュー

原題:『泣いてたまるか さよなら敬礼!』
監督:瀬川昌司
脚本:井出雅人
撮影:森隆吉
出演:渥美清/左時枝/賀原夏子/小山田宗徳/佐々木すみえ/三上真一郎/西村晃
1966年/日本

 読点の重要性について

 主人公の巡査の渡辺順三は、偶然、夜中に陸橋の上で赤ん坊をあやしている峯岸なおみという18歳の女性と出会う。なおみは母親のキンに助けてもらいながら一人で赤ん坊を育てていた。弘前出身の渡辺と下北出身の峯岸親子とは同じ青森出身ということで意気投合してから、渡辺はなおみの世話をやくようになり、赤ん坊の父親捜しや赤ん坊のために戸籍作りや彼女の服まで買ってくる。赤ん坊の父親は大山巌(がん)という遊び人で、今は山本君江という女性の「ひも」になっていた。
 なおみが大山と別れた原因が、大山が銀行ギャングだったということをキンから聞き、隠し持っていた拳銃まで見せられた渡辺は早速大山を逮捕するのであるが、実はそれは大山がなおみと別れるためのはったりで、拳銃もおもちゃだった。しかし、突然、大山が大阪で交通事故で即死し、それをなおみに伝えに行った渡辺は、なおみが太郎と名付けられた赤ん坊を手放すと言いだして、赤ん坊が大山との関係を維持するための「道具」として利用されていたことを知りがっかりしてしまう。
 民生委員の計らいで太郎は別の家庭の託され、峯岸親子は上野から故郷の青森に帰ることになるが、渡辺が2人の前に現われることはなかった。
 ここまであらすじを書いてきて、私が何を言いたいのかというと、タイトルの意味である。「さよなら敬礼!」とは、「敬礼」に「さよなら」するという意味になると思うのだが、一体「さよなら敬礼!」とはこのストーリーのどこにかかっているのだろうか? 上のタイトルではよく分からないのであるが、下のタイトルを見てみると、「さよなら」と「敬礼!」の間に読点があることが分かる。つまりこれは「さよなら、敬礼!」ということで、好きになってしまった女性に対して巡査がさよならをしながら敬礼するという意味なのである。このように読点があるのとないのとでは意味が大きく変わるのである。


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「unfixable」 中森明菜 和訳

2015-11-01 00:26:51 | 洋楽歌詞和訳

中森明菜さん『unfixable』の歌詞
アンフィクサブル
words by ヒルデウォールアニータリプスキートミーベッレマリエッタコンスタンチノ
music by ヒルデウォールアニータリプスキートミーベッレマリエッタコンスタンチノ
Performed by ナカモリアキナ

 日本のベテラン歌手が新曲をリリースする時には本当に悩むと思う。だから中森明菜の場合は

敢えて英語歌詞の曲を出したのだろう。今回の新曲自体のクオリティーは悪くはない。結局、

ベテラン歌手の新曲がマドンナの作品のようになってしまうことは仕方がない。しかし残念ながら

このような作品を受け入れる土壌に日本はなっていないことが実情なのである。以下、和訳。

「unfixable」 中森明菜 日本語訳

あなたがアクセルをグーッと踏み込むと私はハンドブレーキを引っ張る
だってあなたには休息が必要なのだから
私たちが追い越し車線を選んだ時
あなたは体力をたちまち使い尽くしているように感じるけれど
私にはあなたという人が分かったの

あなたが左と言えば私は右と言う
あなたには兆候が見えているの?
あなたは現実が分かっているの?

私たちの人生は完全に保証されたものだと思っていたけれど
警告となるあらゆる前兆が私に知らしめる
閃光は不発で発火することもない
これは不安材料
いつの間に私たちは「あなた」と「私」でいることを止めたのだろう?
あまりにも突然、私たちはどこへ向かうことになったの?
閃光は不発で発火することもない
でも私の決意は固まっている

会話や新たな新事実で今私たちはヘッドライトに照らされている
だって私たちは急ぎすぎたから(too fast)
優柔不断や衝突は
私たちの人生を保つために赤信号で止めるべきだったのよ

あなたは左を取って私は右を取った
今あなたは兆候を見て現実を知るのね

私たちの人生は完全に保証されたものだと思っていたけれど
警告となるあらゆる前兆が私に知らしめる
閃光は不発で発火することもない
これは不安材料
いつの間に私たちは「あなた」と「私」でいることを止めたのだろう?
あまりにも突然、私たちはどこへ向かうことになったの?
閃光は不発で発火することもない
でも私の決意は固まっている

速度を上げると立場は危険に陥る
だって私は自分が直面していることが今分かるようになったから
私はナビゲーターで扇動者で
今自分が追い求めているものを決して振り返ることはしない

私たちの人生は完全に保証されたものだと思っていたけれど
警告となるあらゆる前兆が私に知らしめる
閃光は不発で発火することもない
これは不安材料
いつの間に私たちは「あなた」と「私」でいることを止めたのだろう?
あまりにも突然、私たちはどこへ向かうことになったの?
閃光は不発で発火することもない
でも私の決意は固まっている

 「unfixable」は「再生不能」と訳されているようだが、正直どうしてそうなるのか分からない。

歌い手に対する偏見や思い込みの恐ろしさを感じる。


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