寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

食文化の違い

2004年11月22日 | 食材
私は北関東(転勤)で4年暮らし、食レベルの低さに呆れていた。そば、豚肉、鰻(これはやや泥臭かった)は旨いと思った。それ以外はダメである。海無し県に魚介を求めても仕方がない。片道3時間半かけて常陸那珂港まで魚を買いに行ったものだ。だから茨城県のことは悪く言わない(笑)。アンコウは鮮度の良さで決まる。美味しい箇所は肝と内臓と皮で、身は大したことはないのである。10月の初めのことだったと思う。体長40cmのアンコウを1000円で購入し、オヤジが嫌がるのもかまわず、捌かせた。アンキモは蒸したものをポン酢で食べるのが、一般的であるが、活きがよければ、さっと霜降りにしてポン酢で食うに限る。この時食った肝は最高だったのだろう。カワハギの肝よりもはるかに上品で感動のあまり言葉を失った。この時の旨さを超える肝にはまだ出会っていない。ちなみにフグの肝(条令で食べるのは禁止されている)はあれこれ語られているほど旨くはない。
コメント
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