寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

一般教育課程その3

2004年11月08日 | 学生時代
語学は1週間に5回あった。英語が3、ドイツ語が2。それぞれ教官が違った。語学嫌いの人間には地獄であっただろう。〝煮死駄〟のおっつぁんの英語の授業だけは例外で楽しめた。1時間に2名くらいしか当らない、しかも学生番号順である。学生番号の遅い私は下読みの必要がなかった。TIMEの原文からエイズに関する記事を訳していくのだ。その中にはチャタレー夫人の恋人からの露骨な性描写が多く含まれていた。その箇所はことごとく女子学生に訳させた。私は裏美と顔を見合わせて、ニヤニヤしていた。『絶対ワザとやっとるぞ、このおっさん』『間違いない』〝煮死駄〟という助教授(当時)はテニスをしてアキレス腱を切ったことがあるという話をして、学生から冷ややかな笑いをとっていた。彼のギャクにはキレというものがまったく感じられなかった。
コメント
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