寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

西岩国の大明小路を進む(その3)

2009年12月20日 | 

「こんにちは。この建物は築何年くらいですか」

年配の男性は私をちらっと見て「あーこれね。百年以上だよ」と答えた。

「やっぱりそうですか。この通りには古い木造建築がいっぱい残っているのがいいですね」

「そうかい。町並み保存と言っても市から補助は出ない。だから結構大変なんだ」

老人は笑いながら実情を語った。確かに建物の横壁は崩れかかっており、町並みを維持するのは容易でないことがわかる。しかし、「市の補助をあてにせず観光客を呼び込む努力は自分達でするものだ」という本音を聞くことができて嬉しかった。

下町の人間は「余計なこと」をダラダラと語らない。それが柄の悪い港町との大きな違いだろう(笑)

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コメント
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