ジェノヴェーゼ風と書いたのは松の実の代替としてピスタチオを使ったため。元ネタは「スペンサーの料理」のピスタチオとバジリコ・ソースあえのスパゲッティ。
すり鉢にピスタチオ、ニンニクスライスを入れてすり潰し、細かく切ったバジリコ(バジル)を加えペースト状にする。オリーブオイルを少しずつ足しながら更にすり混ぜ塩(好みでコショウも)で味付けする。アルデンテに仕上げたパスタをバジリコソースであえ皿に盛る。パルメザンチーズを振りかけて完成。
バジリコの適度な苦みと辛みが口いっぱいに広がり、爽やかな香りが鼻を抜ける快感。単調さを全く感じないのはピスタチオとチーズの相乗効果であろう。深みのあるコクはまさに大人好みの味。ソースに手間をかけるだけの価値は十分にある。