シートレールにブラストを掛けた後、塗装した。手で持ってるのはバッテリーやリレーを固定するベースでアルミ。この後ステー類を溶接するつもりだが、シートレールを塗装する前に穴合わせをしておきたかったので、先にこのベースのみ製作した。
写真が見難くてスミマセン。ちなみにこのシートレールは、缶スプレーにて塗装。
今回シートレールを缶スプレーで塗装した理由は、説明し出すと長くなるので割愛。最終的には二液性のウレタンクリヤーで仕上げるつもり。
我社は看板屋である。人と話していて感じるのは、皆んな「看板屋=ペンキ」と思っている事。まあこれは必ずしも間違いではありませぬが・・・。
実際、俺が若かりし頃に(今でも若い)看板屋に就職しようと思ったのは、一つ目は当時普及し始めたカッティングマシンに触れたかった事。二つ目は絵が好きだったし、自分のヘルメットやバイク、革ジャン等にエアブラシや塗装を自己流でやってきた事が理由であった。
当時はFILM材料も高価だったし、カッティング加工した製品の売値も高価だった。で、俺が看板屋に就職した時点で、その会社では手描きとカッティングが大体半々なのでありました。塗装については基本は刷毛塗り。極々稀にガン塗装もやっていたが、完全に独学っつーか我流。塗料も車両塗装では二液性ウレタンとかが主である所を、少なくとも当時の看板屋さんでは99%がいわゆるエナメル(OP=オイルペイント、油性塗料の事)。比較的最近になって建築用の二液性ウレタンが発明されてから塗装業界は随分変化を遂げたと思うが、逆に看板業界では塗料からは離れる一方! 我社は「デジタルに勝るアナログ」として、未だに手描きの仕事も受注しておりますが(寿司のメニューの手描き等もやります)、物件量としてはかなり限られており、デザインから設計・実製作まで殆どはパソコンであります。
我社は一般平均的な看板店からすれば、かなり変な存在の様だ。デジタルなインクジェットとアナログな手描きを平行して行い、その割りに金属加工を得意とする変態な看板屋。塗装に関しても、従来から看板業界で使われてきた塗料は敢えて在庫を避け(多少はある)、建築用の二液性ウレタンがメイン。しかも俺の趣味で車両用の二液ウレタンも在庫、コンスタントにガン塗装も行っている。
で、現在迷っている事がある。それは・・・2daysのダメージを修復して直ぐに乗れる様にするか? 又はスペアエンジンを完成させて載せ換えるか? このXRをイジり始めた当初からの計画で、エンジン載せ換えと同時にメインフレームも再塗装したいのだ。どうしましょ。