ボーリングするとシリンダースカート下部のテーパーが無くなってしまうので、ちと苦労しつつ、慎重に挿入。
シリンダーボルトは理屈上は元のを使ってもいいような気がするが、心配なので大事をとって新品に交換し、座面とねじ山にオイルを塗布して組み付ける。。
シリンダーボルトは当然高強度ボルト。首下がトーションになっており、バネ的な作用をする様な工夫が為されている。またメッキではなくてジンクリッチで処理されているのも特徴。メッキを施すと強度が落ちてしまう為と思われる。当然スペシャル品なので、規格品を探しても無駄(取り敢えず使える物であれば、ある)。純正部品を使用。
シリンダーベースの合わせ面の状態が今一つなので、液体ガスケットを併用して合体。一応チューニングエンジン(笑)なので、締め付けトルクを強めに43N・m(約4.38kgf・m)程度で締め付けた。
確かトルク単位がニュートンになったのは1999年だったと思うが、未だに慣れねえ・・・。特にエンジンの出力なんかはニュートンで言われても、「はあ?」ってなカンジ。
ピストントップが誇らしげに光ってます!! が、たまたま蛍光灯がキレイに反射しているだけで実物はここまで光ってない。
旧エンジンから移植する部品もあるのと、フレームを仮組みしたいので、しばらくこのスペアエンジンからは離れる。
ところで。
昨日、いつもお世話になっている樹脂廃棄物のリサイクルを御願いしている方が、何故?か「社長はバイク好きでしたよね?」と、商売始めたばかりというバイク屋さんを連れてきて紹介してくれた。残念ながら俺はバイク屋さんには整備(ここでは一般整備、一部の特殊な作業を除く・・・リヤサスのリビルトとか)を御願いしない事を信条としているので(スミマセン)世の中で最も客としては喰えないタイプ(苦)だと思うが、暫く雑談をしていたら、「バイナルってやってみえますか?」と聞かれた。
バイナル? 聞けば本来ペイントでやってきた車両のグラフィックを、シール状の物で施工する事・・・らしい。バイナル=VINYL=ビニール(もしかしてVINAL=ビニロンかも)じゃねえか。ビニール、つまり塩ビや、最近ではオレフィンとか。要するに俺自身当たり前にやってるカッティングとかインクジェット出力とかの事だ。へえ!!!! 最近はそんな呼び方をするんですか。本業なのに知りませんでした。『バイナル』で検索すると、ナルヘソ、同業者的な所がHITしますな。一つ賢くなりやした。(※HITするのは、我社と同じ看板屋=屋外広告業者ではなくて車両マーキング屋)
え? 実際やってるのかって? 15年位前からやってます。多分写真も残ってると思うので、いずれ紹介します。