THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

坂内4Hレポ②、4時間ED出場編

2007-06-06 07:49:32 | オフロード

さて、次は自分が走る番。練習走行でコースをチェック。前回(10月)の坂内4Hでは頂上まで整備されていたが、状況によって整備範囲が異なるのであろう、今回は中腹までしか整備されていない様だ。
スターティンググリッドに付き、隣の人と雑談。実はこの人も顔見知りで、激速のAさん。人間もマシンも俺よりも遥かに上。お手柔らかに願います・・・。

坂内4時間EDは、元々は二人一組で走るクラスしかなかったのだが、現在は4時間を一人で走るクラス(C-S)もあり、現在ではむしろエントリー台数的にはこちらがメインと言える状況。俺も当然C-Sクラスである。その他のクラスはC-Sクラスの前方にグリッドがあり、ルマン式スタートとなる。C-Sはルマン式スタートのクラスが全て発車した後にクラッチスタートである。

日章旗が振られてルマン式のクラスがスタート、続いてC-SもGO!!

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最前列に並んでいた俺は、絶妙のクラッチミートで真っ先に発進・・・するも一瞬の出来事、3速に掻き上げる間も無く隣のAさんのYZにすぐに抜かれ、KLX(KDXだったかも)にも高速域の伸びで負け、後続のCRFにも追い越される始末・・・。クソっ、遅いぞ、XR!!
さすがにAさんは先行するクラスの中に割って入り、飛ばしていく。俺もXRに鞭打って続く。お陰で今回は然程渋滞に巻き込まれずに済んだ。一周目の集計ポイントを総合11位、クラス3位で通過。

二周目の登りの、もうすぐ頂上辺りで何の前触れもなく転倒。ぬぬ、ギヤを入れているのにバイクが動かない・・・?
クラッチの焼ける臭い・・・ナンとフロントスプロケットが外れて咬み込んでいる! おまけにクラッチレバー根こそぎ折ってしまった。戦意消失。
一周半でリタイヤ。早過ぎ。

戻ろうにもバイクが動かないので困っているとGASGASに乗ったマーシャルの方が通りがかり、工具を持ってきて下さるという。ありがたや。
待つ事10~15分、マーシャルの方が戻ってきた。ナンとスプラインに差し込んでセットプレートでロックしている筈が、セットプレートが全く機能していないという状態。純正スプロケットでは絶対にこうならない筈なのだが、DRCのスプロケ、どーなってんの???? スプラインに差し込んだ状態では確認し難いのに。しかも俺は一ヶ月もこの状態で走っていたぞ。
「すばらしい整備技術ですねえ。」というマーシャルのからかいの言葉、ぐぐぅ、全くその通りで御座います。イジり系の俺、イジりに泣く・・・。

スプロケは修理完了したが、今度はクラッチレバーが使えないので再スタートできない。下りなら困らないが、登りなので・・・。バイクをガバッと寝かせた状態でローに入れて、アクセルターン状態で飛び乗ろうとしたが、あと少しの所で転んで失敗! 「お、惜し~い!」とマーシャルの方と共に爆笑。結局マーシャルの方からの「折れたクラッチレバーの根元に小枝を挟んだら?」とのアドバイスで、見事再スタート。てろてろとパドックに戻る。※ちなみに数台抜いたw

コレでリタイヤするつもりだったのだが、時計を見たら三時間ちょいあるやんけ。もったいないぞ。戦線離脱したもののクラッチレバーを交換して、順位に捉われずに練習走行開始~♪

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その後は快調(爆)。ただ、やっぱり遅いね、XRは。下りで前のマシンに追いついても、河原の直線で離される。80ccのミニモトすら抜けない。通常の坂内は川渡りの手前が下り坂になっているので、ここでスピードを乗せて、川を渡った後の直線を全開で走り抜ければ良い。だが今回は川渡りの後にシケインがあるのでトップスピードが殺されてしまうのだ。

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2stのマシンならばグイッとスロットルを捻ればグイグイ進んでいくが、XRは何と言うかフロントにネバっこい物が絡まっている様なフィールで、常にジトーッとしている。反面で2stでは有り得ないラインを使えるというメリットもある。例えば坂内に多い逆バンク気味のコーナーで、他のバイクがアウト側を走る横をイン側に入れるとか。

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坂内は前半は全て登り、後半は全て下りなので、XRで走るとその一周は正にXR愛憎物語。下りでは「ウオー、いいぞ、XR!」だが、登りじゃ「オイ、もっとスピード出んのかい!」。
まあそれでも元々四万円の11年落ちトレールでレーサーや外車をガンガン抜くのは気持ちの良い物です。車重も20kg~30kgも重いんだぞ。

ただ、鮮やかに抜き去るつもりが、時々乱暴になってしまった時もあった。すみませんでした。

そしてスタートから2時間経過。今度はN川君からお約束の謎のサインボード。

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満タン給油。N川君、ありがとうです。ところが足が攣り始めてしまった。多分水分補給の仕方に問題があったのだろう。結局手足がずっと痛いまま、最後まで回復する事は無かった。座ったり立ったり、ペースを落として手足をプラプラやってみたり。が、何でも無いところで石に乗り上げて大転倒。トホホ・・・。マトモだったら除けて走れるのに。

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三時間が経過した頃、今回のレースで初めて(走っている時に)他のバイクに抜かれた。他のクラスで優勝した外車。三時間半頃、登りで後ろから近づいてくる4stの爆音に、直線でラインを空けると、ナンと俺と同じクラスのME06(クラス優勝した)。下りではついて行けるのに、直線や登りでは離される。ME06の方が速いのか? それとも腕の問題?
終盤に川渡りで前車を抜こうと思ったら、水をバシャーッと掛けられた瞬間に何かに乗り上げてしまったのか、大転倒! ヒドイ・・・。イテテ。全身ずぶ濡れ。
気を取り直して再スタート。また登りで前のバイクにラインを塞がれて失速した瞬間、他のクラスのMXerに抜かれた。トホホ。そのまま走っていくと、ナンともうチェッカーが振られている。着順三番、あらら~。

「中間リザルトではドンケツじゃ無かったよー」との嫁さんの言葉に、ガクッ・・・。

しばらくして最終リザルトが出た。「順位に捉われずに・・・」とはいえ、一応チェッカーを受けている以上は気になる。何度か抜いたバイク達にコテンパンに負けて13位、30周。ひでえ。
Aさんは2時間経過までブッチギリのトップだったものの、その後リタイヤしたそうだ。理由は聞かなかったが、パンクだったのかな?

まあそれでも良い練習になりました。やっぱりレースの場は、どんな単独練習よりも経験を積む事ができる。助けて下さったマーシャルの方、大変ありがとうございました。(ほぼ無根拠ですが、どうもご近所さんのような気が・・・?)
そうそう、それとウチの上の娘が一日中、ミニチュアダックス(?)を連れた双子の女の子とベッタリ遊んでいただきました。下の娘が熱っぽかったので気が廻らず、お礼も申せませんでした。まさかこのブログをご覧になってはいないと思いますが、ありがとうございました。

コメント (18)
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俺は何屋だ。

2007-06-06 07:37:17 | 工作

坂内4Hレポその2の前に、こちらをご紹介。

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何を勘違いしたのか、とある男が「バイクを修理してくれ」と、我社に自分のVTRを置いていったのだ。そう、先日ステアリングダンパーのステーを溶接したバイクなんである。
ホンダのVTR1000何某。転倒してカウルステーがメインフレームにめり込んで亀裂が発生。これを直せとのオーダーだ。

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オイ、我社は看板屋だぞ。
どーもギャラが焼酎やビールでOKな俺に頼んで、修理代を浮かせようとの魂胆か(爆)。焼酎ならば吉四六、ビールの場合はサントリー・プレミアムでいいや(爆)。

それにしても甚だ自信が無い。物理的に溶接するのは簡単だが、美観を考えると悩みこんでしまう。
とりあえず、シリコンコークでいいんじゃない?

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も少しマトモな考えでは、当て板を溶接してしまうとか。これなら簡単そう。

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古典的な方法、シールを貼る。・・・このキャラクター、何かオカシイ。

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それともアルミテープを貼るとか。

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冗談もこの辺にして、VTRの服を脱がして布団に押し倒す。

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パテ的に肉盛りしてみて、ダメなら当て板すればイイヤ・・・と、軽い気持ちでエッチ、イヤ溶接開始。
バイクのフレームの材質は、メーカーからは公表されていない(俺は見たことが無い)。以前に金属加工系の仕事に携わる友人と話をしたことがあったが、その場ではA5083ではないか?との結論に至った。
アルミの場合は種類がたくさんあるので、溶棒(フィラーワイヤー)を材質によって変えてやる必要があるのだ。
母材の肉厚が解らないのも不安材料だが、まあ極端に薄いって事はないだろう。適当に見当をつけて条件を設定。

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表面にアルマイトが掛かっていると溶接出来ないので、剥離してから肉盛り、肉盛り、肉盛り。

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サンダーで削ってみたらまだ足りない。もう一回肉盛り。

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もう少しかとも感じたが、まあいいや。カタチを整えた後、サイザル麻のオフセットディスクを使い、白棒で研磨。

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その後フェルトディスクに変えて青棒研磨。

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俺は部分的にしかやらんよ、後は本人の努力で全てバフ仕上げにして下さい。

つー事で業務連絡。とっとと引き上げて下せえ。品質は保証しません(爆)。

コメント (2)
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