仕事が忙しいのでしっかりチェック出来てないのだが、あれえ・・・。
プレスト・コーポレーションは「新型Vmaxを扱わない」と正式コメントしてますな。
新型Vmaxはヤマハ・モーター・カナダでも発表されたので、世界の主要国で発表されてないのは日本だけ・・・。
これは恐らく国内仕様がスタンバイしているものと思われる。
ヤマハの国内への発表(海外向けモデルとしての発表)
プレストで扱わないのは発注システムの都合と国内における規制の問題のようだが、純然たるヤマハ屋であるプレストが扱わないとは・・・。
国内では国内モデルが出るまで乗れないんだろうか? 発売当初の旧Vmaxが日本国内では未知のマシンであったように、新型は更に謎の存在になってしまうかもしれない。
まあそれはそうとして、ちゃんと正規輸入か国内販売が行われたとして、車両本体で約190万円、諸々合わせて仮に200万円だったとしよう。
先日の記事では「思ってたよりも安い」なんて書いてしまったが、冷静に考えると現在所有するVmaxに最後に乗ったのは、確か去年の9月・・・(笑)。こんな状態なのに家族全員乗れない新型Vmaxを買うなんて、とてもじゃないけど言い出せないぞ(爆)。
それに引っ越しのお陰で先延ばしになってしまっているNEWオフロードマシンの入手も、そろそろまた考え始めなければならない。
280馬邪があるのに何故?・・・と思われる方も多かろうが、最大の理由はマフラーの音量。近年はどこのコースも音量規制があり、現状では280馬邪が胸を張って走れるのは坂内くらいしかない。かといって折角爆裂パワーを出せている280馬邪のマフラーの音量を絞るのもねえ・・・。当然俺は素人なので、マフラーを製作するノウハウなんぞチンケなものだが、少ない経験とマフラーを替えた他のXR250などを比べた結果、XR250ってバイクはパワーを出しつつ音量を絞るのが難しい、との結論に達した。
今年の坂内2DAYSエンデューロは280馬邪を使用する予定。去年までのクラス分けと同様だとオープンクラスになってしまうが、仕方無いでしょう。個人的にはこのレースは『マシン差が出にくい』どころか、『カスタムされたマシンはむしろ不利』なので、出来れば125cc以下のクラス(2st125cc以下&4st230cc以下とか)と126cc以上のクラス(オープン)程度のクラス分けに留めて、それ以上のクラス分けはJNCCのクロスオーバーみたいなやり方にした方が合理的かと思うのだが。例えば女性が1人でも入っていれば同時に「LADYS」としても表彰のチャンスがあるとか、ね。まあ、この意見をこのレースのオーガナイザーに求めるのも酷だと思うので、コリャ単なるボヤキです、ボヤキ。個人的にはもしも向こうから求められるならば極力協力したいとは思っているのだが、色々問題があるようで、コチラから手を挙げる気にはならんのよ。
話が逸れてしまった、スミマセン。
俺、次期マシンとして一番欲しいのはKTM250EXC-Fなのだが、これもサスガに嫁さんには言い出せない(笑)。何せ100万円だもん。国産エンデューロレーサーの70~80万円でも気が引ける。
仮に国産エンデューロレーサーの定番であるWR250Fを買ったとしよう。
更に200万円の新型Vmaxを買うなんて、とてもじゃないが言えない・・・。
以前聞いた話だが、とある人が奥さんに了解を得てDT50を買い、その後内緒でDT125、DT200と取り替えていき、最終的にテネレを手に入れたそうな。
ウチの嫁さん、XRがKTMになったり、旧Vmaxが新型Vmaxになったらすぐに判るだろうからなあ。
さて、新型Vmaxの仕様だが、情報を熟読できてないものの、いくつかのオヤッと思う事が。
まずエンジンがフレームのストレスメンバーを兼ねているとの事。アンダーループが無い。つまり旧Vmaxのラバーブッシュを介したマウントではなく、リジットマウントだという事だ。ちょっと確認できないが、ドライブシャフトのユニバーサルがせめて等速ジョイントになっていれば(なってると思うが)、旧型の欠点はかなり解消できていると思われる。
次、V-Boostが無い。なんで? V-Boostは、そこら辺の記事では殆どの場合「低回転では1気筒当り1キャブ、高回転域では1気筒当り2キャブとなる」という、2バレルキャブ的なシステムであるとの説明があるが、実はコレは間違ってこそいないものの、必ずしも正解ではない。吸気・圧縮・爆発・排気のタイミングが近い1番2番と3番4番のマニホールドを連結する事によって、吸気バルブが閉じて行き場を失った混合気の慣性力で、もう一つのシリンダーに対して過給をしたような効果を得ているのがV-Boostである。つまり1番3番に対しては過給をしているものの、2番4番にはそれほど効果的な慣性過給はしていない。こういった構造的な特性を活かしたシステムなので、是非とも新型にも採用してほしかったのだが。もしかして360°クランクで、思ったよりも効果が出なかったとか・・・? ※V型エンジンであれば(特に狭角)効果はある筈だが、360°になると1番2番と3番4番のタイミングが均等になるので、何となく体感できる効果が薄い気が・・・。メーカーサイト内にエンジン内部の動画があるので、目を凝らして何度も見たものの180°か360°かの判別は出来なかった。動体視力低下中w
ボア・ストロークが90*66。Vmaxに詳しい人ならばピンと来るでしょう、そう、ストロークが旧Vmaxと同じなのだ。良くショートストロークは高回転型エンジン、ロングストロークは低回転型エンジンと言うが、あくまで素人な俺の感覚ではストロークを変えずにボアアップだけしていくと、元々の性格の中枢部分は変わらずにパワーや爆発感が上昇していくイメージがある。例えば280馬邪は3mmボアアウトだが、結構XRっぽいのだ。いわば地方出身の女の子が東京に出てハジケてしまったが、メイクを落とせば元通りみたいなカンジ(良い例ではないな・・・爆)。やたらと薄っぺらい鍛造ピストンを採用した新型Vmaxに、旧型に乗りなれた人が乗ってもVmaxそのものなのではと思われる。しかも77mmから13mmボアアウト。乗りてえ!!
まったりと休日出勤中につき、珍しく本日2本目のアップ。まあこれらの話は全部サラリと流してください。