カスタムポイントについてはコチラの一覧を見ていただくとして、実際に走ったフィーリングや実力はどんなものなのかを、いままでのまとめとして書いてみようかと。
俺みたいな素人が「サスの前後のバランスが・・・」とか細かいインプレッションを書くのもどうかと思っているので、過去にはあまり書いてこなかったのだ。
一言二言は書く事はあっても、プロライダーの書いた雑誌の記事みたいなインプレッションを素人が書くのは、ちょっとねえ・・・。ライディングテクニックも無いし、判断能力も無い。他車と比較できるほどたくさんのバイクに乗ったことも無ければ、文章力も無い。
まあホントはそんな俺が文章で書くよりも、乗ってもらえば一発。俺としてはXR250(特にMD30)オーナーには是非乗ってもらい、その反応を聞きたいものだ。もしも坂内で見かけた時など、試乗してみたい人は声掛けて下さい。壊さなければビール一本でOKです(爆)。
まずはエンジン。
ハッキリ言って、文句なくパワフル。レブこそノーマルと同等だが(レブを上げるような事は特にやってない)トップエンドまでキッチリとストレス無く回りきる。登りの直線の全開勝負でも4st250レーサー(WRやCRF)にビタッと付いて行けるほどの爆裂パワー(ME08と比べると、パワー、レスポンス、トルク全てに於いて当然280馬邪の方が上)。ボアアップすると上が回りにくいとか言うが、少なくとも280馬邪に関してはそれは感じない。
中低速域がどうかというと、これが結構トルクもある。全域わたってパワーとトルクがあるが、敢えて高回転型かトルク型のどちらかといえば、中~高回転に最もパワーがあるので高回転型かな。勿論レスポンスもかなり良い。むしろ低回転域ではレスポンスを鈍くしたいくらい。ただしアイドリングからチョイ開け位まではかなりガツガツと回るので、低速のターンなんかは俺のヘタクソぶりも加わって苦手である。
トルクがあるのでヒルクライムなどでは有効だが、ゆっくりとラインを選んで走るようなシチュエーションでは今一つ。完全にガレ場全開の坂内バイクランド向きの性格で、ドロドロやチュルチュルにはあまり向かないだろう。そしてタイヤが異常に減る・・・リヤだけ。正に爆裂モンスター、その名の通り「邪道な馬」である。
俺がいつも「煩い」と表現しているミャフリャーだが、実は下手な社外品よりは少ーし静か。XR250は何故かミャフリャー交換すると煩くなってしまうケースが多いようなので(私見です)、エンジンをイジッている事を差し引けばまあこんな物かと。但しサイレンサーをかなりカチ上げている為、自分が煩い(爆)。
坂内を走っている限りは、所詮俺のテクニックではサスに対してはあまり不満はない。倒立のXRにも乗った感想も踏まえて考えても、俺は正立でいい。エンジンパワーの無い頃はフロントの接地感を強く感じ、何でもないトコロでフロントが潜り込むようなカンジで転倒する事が良くあったのだが、現在は車体が不安定になってもアクセルを開ければ安定する為にあまり不満を感じない。フロントの伸び側だけを固めたくてオイル粘度を変えているのだが、減速区間で路面が荒れているとちょっと疲れる。まあモディファイしているうちには入らない。ほぼノーマルですな。ジャンプの多いコースだとキツイ。
重量もノーマルからすればかなり軽いのだが、レーサーと比べると重い。今後の課題はこの辺でしょう。
現在は自分でもそれなりに納得の行く性能を出せていると自負しているが、これは○○というメーカーのパーツに換えた、とかいう単純なカスタム方法では絶対に得る事は出来ない物だと思っている。細かい部分や数値はネット上では秘密なので過去にも書いてきていないものの(知りたい人は直接聞いてもらえばお教えします)、実は記事に書いていないだけでかなり細かい工夫をしている・・・つもり。ミャフリャーの出口口径も何種類もテストしているし、キャブのセッティングでもコレでOKかと思っても、他の組み合わせでジェッティングしてみたり、常に地道な改良を重ねている。それでもまだカンペキには程遠い。当然プロの仕事には及ばないと思うが、ここまでトライアンドエラーを重ねて製作されたXRは少ないだろう。
ちなみに「俺の280馬邪はXR250改としてベストだ」とは言ってませんよ、思ってもいないし。誤解なき様にお願いします。
これからもプライベーター最強XR250改を目指してモディファイを続けますぜ。