THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

2008-11-29 19:27:46 | チョイ毒エッセイのようなもの

若干、堅苦しいハナシをば・・・。
 
会社で使用している設備のリースの契約を、とある理由(事務的にして不可抗力な理由)で変更せねばならず、今年の6月頃に金融機関系のリース会社に書類を提出した。
どうやらこの時その書類に不備があったらしいのだが、なんと10月になって再び「不備がある」との連絡があった。4ヶ月も何やっとるんだ。
曰く会社に電話していたそうなのだが、零細企業である我社には事務員が居るわけでもない。なので固定電話に電話しても、運が悪ければ何回電話しても出ないのだ。まあコレは大変申し訳ないとは思うのだが、この担当氏、6月から何回も固定電話に電話し続けたらしいが出ないので、10月になってやっと直接我社に来たという訳だ。何をやっとるんだ。
俺だったら2~3回固定電話に電話して出なかったら、まず携帯電話に掛ける。(先方は俺の携帯の番号は知っているはず)
携帯はコレマタ出れない事もあると思うので、コレでダメだったらFAXを送るね、俺ならば。俺ならば、ね。
 
で、この時書類を書き直しした。コレで済めばまだ良かったのだが、その後先方の説明不足(と俺は認識している)で書類を書き直す事数回。
何せ白紙の用紙を郵送で送ってくるだけなので(鉛筆で1~2行の不備点を指摘する書き込みはある)、書き直して送る物の、その度に別の不備が発生するのだ。
サスガに頭にきて怒りの電話をしたところ、逆ギレされた。コチラが悪いんだってさ。
俺はそれ以上応戦するのを止めたよ。というか、コノヒトには言ってもムダだと思ったのだ。
念の為書いておくと、「怒りの電話」とはいうが、俺は「何度も不備があって大変申し訳ないのですが・・・」と切り出している。先方は自身のミスは全く認めていないようで、一言も謝らず。
どうやらこの方は理解力が乏しいようで(失礼)、「先日奥様からFAXをいただきました」・・・って、送って無ェよ、送ったのは俺だ。FAX送信書に俺の名前書いてあるでしょ。俺の携帯番号も書いたじゃない。しかも字を見りゃ男か女かくらいは判るだろうに・・・。
それで仕事が成り立っているなんて、営業っていい仕事ですね、ホントに。
 
話し合いの結果、最終的にもう一回、記入例と共に用紙を送ってくれる事となった。というか、俺が“そうして頂くべきだ”と主張したので、渋々納得したようなカンジだったのだが・・・。もう11月末だぞ、5ヶ月も何をやっとるんだ。
で、その後に届いた封書の宛名(俺宛ね)の敬称が「殿」だったので、俺はまた頭に血が上ってしまった。まあわざわざ電話してまで文句を付けるのは我慢したが・・・。
 
俺が認識している限りでは、「殿」は同格か格下の相手に使用する敬称である。口語に置き換えれば「君」に近い・・・と思っている。厳密には事務的な内容の書類では「様」と「殿」の区別はあまり無かったと思うので、今回のはセーフなのかもしれない。だが、そのリース会社からすれば俺、あるいは我社は一応「客」なんですけど。
ただ近年は敬称の使われ方も変化してきている。確か役所から送ってくる書類も、現在では全て「様」に変わりつつあるはずだ。
俺の身の回りでも、仕事上の取引先に送る書類では客と業者の区別無く、また年齢の上下も関係なく、「様」で送るのが当たり前となっている。相手が誰であろうと、仕事の相手に「殿」を付ける勇気は俺にゃ無いなあ。ごくごく稀に、お客様の社長、特にソコソコの年齢の方からは「殿」で送られてくるケースはあるが、そうなると間違いなくコチラが格下なので、文句は無いのだ。
「殿」の場合は一歩間違うと相手の機嫌を損ねてしまうので、「様」でやっとけばOKってワケ。あくまでコレは俺の個人的な考えなので、必ずしも正解ではないと思われるが・・・。
ちなみに病院が患者さんに対して使う場合には、「様」と表現すると「お客様」を連想してしまうので、「殿」を使うのが通例らしい。
 
あと、コレはキマリではないと思うけど、「株式会社●●●●」という会社の「■■■■」という人に宛てる場合、本来は「株式会社●●●● ■■■■様」と書く筈のところ、「株式会社●●●●御中 ■■■■様」とするケースも多くある。
この2例には会社名に「御中」という敬称をつけるかどうかの差があるのだが、前者の場合は「■■■■様」という特定の一人に宛てる場合が多く、後者の場合は「株式会社●●●●」という会社全体に宛てるという意味を暗に含んでいる・・・と、俺は認識している。
俺個人は、仕事は会社全体でやる物だと思っているので、原則として後者で書く事が多い。個人宛にメールを送る場合は前者で書く場合もあるかな。
 
その書類の送り方だが、例えば注文書にしろ単なる伝達にしろ、送った先から不明点の確認の電話が入るような書類(要するに分かり難い書類)は、書類として失格なんである。
3枚の書類を送る場合、もう1通別で「書類送付書(あるいはFAX送付書)」を添付し、「本紙を含めて4枚」とし、それぞれの書類の内容などを明記するのが普通。
自分が受け取ったFAXを、そのまま別の会社にFAXするのもマナー違反だ。
 
自分トコの会社は「当社」ではなくて「弊社」と表現しておけば、誰に対しても通用する。
先日、材料を数点注文する際に「この中で○○だけは弊社の設備に使用するので・・・」と書いたら、後日に材料屋さんの担当が「弊社の設備に使用するって書いてありましたね」だと。オイ、日本語を勉強し直せ。アンタは「御社」と言わなきゃイカンのよ。
もちろん俺自身カンペキにできているのかというと、答えはノー、だ。それでも一応、疑問を感じたらマナー事典とか文例事典とかは調べるぜよ。
 
ちなみにリースの書類、相手には「殿」と付けて返信してやった。どうせワカランだろうけど。

コメント
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