もう何年も前、まだ大黒柱さんには晩酌が許されていた時のこと。
いつも夕食に準備をしている時から、一人テレビを観ながら飲み始めていました。←手伝いを一切しようとしないばかりか、1人で勝手に楽しみ夕食を空腹で迎えないって理解に苦しむ!
その日は晩酌様におつまみを用意していなかったので、「ゴメン。今日は無しでお願い。」と言ったら、夕食のおかずの鰹のタタキを食べさせてと主張。
大黒柱として、また男尊女卑の凝り固まった頭で今よりも数倍威張り腐っていたこともあり、従うしかなかった私は「食べ過ぎないでね。」と念を押して出しました。
その日はお刺身を食べたかったのか?珍しく車を出して買い物に付き合い、店に着いて早々にお刺身コーナーで大きな鰹のタタキを手にし、「今日の夕食はこれにしよう。」と言った大黒柱さん。
「こんなに大きな?丸ごと一本も多過ぎる!」と言う私に、今日のメインはこれだけでいいからと強引にカゴに入れ、それぐらいは稼いでいるとか、なんとか、本当に時代錯誤な昭和のじG的な発言をして強引に夕食メニューを決定。
その鰹のタタキです。
大きなお皿一面に盛りつけたカツオはパーティーでも開けそうなくらい。
そんな鰹のタタキが、夕食準備を終えて食卓に着いた頃には空になっていました。
え? (ワタシ)
あっ (大黒柱)
だって、美味しかったから…
は?
お前は幼稚園児か!!!
美味しかったらシェアしようと思わない?
それを何も考えずに欲望のままパクパクと、、、、、
と喉から出そうなあれやこれやをぐっと堪えて、「今後食事前に飲み始めるのは禁止して下さい。」
と冷ややかに。
他におかずを足せなくもなかったけど、あえて残りの副菜のみを黙々といただきました。
まあ、私としては食事の準備をしている最中に飲み始めると言うものすごーく許せない行為を禁止できたので心の中ではガッツポーズだったんですけど☆
そんな事件があったので、以降は自制できなさそうなメニューは一人分ずつ盛りつけたり、多めに出す事は控えていました。
そして昨夜の夕食で、久しぶりに2人分の鰹のタタキを一皿に出したのですが…
そのまま保存できる容器に盛りつけてあったけど、いそいそとビールを出してきて美味しい美味しいと言いながら全部食べてました。
ワタシ、この後外出する用事があるから帰宅してからご飯だって言ったけど。
通常の2倍以上の量でどう考えても一人分には多すぎるけど。
「ヒトリブンダトオモッタ…」
だそうで。
私が口うるさく言い続けたおかげか?最近は全部食べていい?と確認する様になったので油断していました。
オッサンはじGになっても、いや、一生少年の心のままなんだろうなー
本当は梅雨時期のお刺身を食べる工夫を書こうと思っていましたが、長くなったので明日に続きます。