夏ですけどね。
暦の上で夏なだけで、まだ肌寒い日もあります。
雨の日くらい、かな…
消化吸収と水分代謝を担当する脾。
中医学の考える五臓六腑の中の脾は、西洋医学の解剖学的な脾とは異なります。
余談ですが、中医大でも西洋医学の勉強はします。基礎科目である生理学を始め、薬理とか解剖とか、診断学とか内科とか、、、入院病棟では西洋医学の治療も使いますから。
中医学と西洋医学にいいとこ取りをするわけです。「中西医結合」と言われます。
だから中医師免許でも、完全な西洋医の病院で働けます。研修期間はありますけどね。
と、脱線が長くなりましたが、脾は雨の日があまり好きではありません。
湿気に弱いのです。
だから中国人に言わせると、
「ただでさえ湿気が多いのに冬でも一年中氷の入った水をガブガブ飲んで、だから日本人は胃腸の弱い人が多いのよ!〇〇首相なんて、いかにも脾が弱そうな顔してるじゃない!」
だそうで。
確かにその通りだわと一切反論できませんでした。
そんな状況で雨が降ろうものなら更に脾は困ります。
今の私と同じ状況か…
だから雨の日は脾を労ってあげましょう。
その方が体も楽になって過ごしやすくなりますよ。
脾の苦手なモノは
・ナマモノ
・アゲモノや油脂分の多いモノ
・冷たいモノ
揚げ物にキンキンに冷えた生野菜のサラダを添えて、更に氷の入った水を片手に食べる様な日本のよくある外食スタイルはオソロシイわけです。
せめて雨の日はやめましょう。
どうしても避けられないなら、
お味噌汁やスープ等の温かい飲み物を先に胃に入れる。
よく噛む。
今日は体調が良いから大丈夫と自分に言い聞かせる。←!
で乗り切りましょう。
「ああ、良くない事をした。」
と思い悩むと余計悪い方向へ進みます。
だから食べる時はよーく噛んで感謝をして幸せを感じて美味しく食べる!のがいいと思います。
大黒柱さんみたいに思い込みが激しい人は、「雨で体調悪いからお粥にしましょうね。」と言っても、トンカツ定食が食べたければ欲求不満と思い込みでお粥を食べても胃が痛くなるでしょうから。
我が家の今日の夕食の雨の日対策は、押し麦スープにしようと思います。
押し麦、これからの時期にオススメです。