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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*手のひらの縁

2010-12-08 | 今はうたかた

 黄泉路への童の頭つつむ母手の平通う温みも冷えも

 出棺に気丈な母の号泣は階下に響く蒼き空見る

 身を尽くしやり尽したる思いかな寄り添う家族我は思わん

 担任であれば同僚と箸合わす一期一会をどこにぶつけん

 名簿読む身罷りし子ら数多ありこの手に職のこの手の職は


ガマズミ

2010-12-08 | 小父のお隣さん

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  斜面の瘤の草刈りをする。ススキやノハラアザミが背丈を越えるほどに伸びてしまった。日当たりが良いから当たり前だが、ここには多くの実生の幼樹もあるのだ。ヤマビワ、マキ、カキ、ムクノキ、カラスザンショウ、ガマズミ、エノキなどだ。

 傷つけるといけないからと、草刈りをしなかったのが災いして、すっかり占領されてしまったのだ。刈り払い機で処理出来ないから、すべて鎌で刈りだした。竹の再集積、その前のトンボ池の掘削等々で腕が痛いのだが、鎌を一日使っていたら、更に痛くなった。

 今までは肘の外側だったが、鎌を使ってからは肘の内側に変わった。使用する道具も変われば負担を感じる部位も変わる。

 筋肉痛と言うより「ズーン」とする持続性の痛みだ。郷里では「やむ」と表現する痛みの類である。入浴後、湿布を張らねばなるまい。それはともかく、刈りだしたガマズミは紅葉と熟した実の赤が何ともいえない濃さだった。口に含んだら心地よい渋味を感じた。

 野の実で最後まで残るのは「赤い実」と言われているのは渋味が理由だろうけど、この樹はススキとアザミに覆われていたから、小鳥達も頂戴し難かったのだろう。他のガマズミの実は減っているから。