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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

切り口をみれば

2010-12-30 | 今日は真面目に

Photo_2  小生が伐採した樹ではないが、切り位置が高くベンチにもならないし、子どもたちが乗り上がって怪我でもしたら困るから、ベンチになる高さで伐り直しをした。

 新しい刃は良く切れて、切り粉を吹雪のように噴出してくる。鑑賞するわけにはいかない局面だけど、感じているだけでも気持ちは良い時間だ。

 「新しい刃は良く切れて」の裏を返せば「研ぎ直しが下手糞」と言うことにもなるのだけど、目立ては何度やっても同じようにはいかない難しさがある。新品の刃を装着して丸太を切断すると、自重で切断できるくらい良く切れるが、一旦目立てを済ますと切り粉が微妙に変わってくる。新品同様の切れ味を感じるのは10回に一回くらいの頻度だろうか。

 何回か目立てを続けた刃は、研ぎ手の癖が顕著になってくる。小生の場合は左に切り溝が寄っていく事と言えるが、これは左右の切れ刃の仕上がりが均等でないことに由来する。

 それを承知で、修正する心算で目立てを行うのだが、いまだ解決しない。今回の切り直しは水平切りなのだが、やはり傾斜がついてしまった。

 


*粗朶の山に埋もれて

2010-12-30 | 今日は真面目に

Photo_5

北風に竹の波打つ晦日かな

風花の舞う竹林でひとり鋸

風唸る倒れし竹は静かなり

最前線竹るいるいと小雪舞う

粗朶の山ひとり切る音冬枯れの林に消えて鳥の声聞く