トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

そろそろ本腰

2010-12-21 | 今日は真面目に

Photo  ようやくヒノキ林内の侵入竹除伐に着手できた。今日は4名の参加があったから、黙々と作業はしていても安心感がある。

 孟宗竹は太いのばかりで、胸高径でも一升瓶より太い。チェーンソーより新品の竹切り鋸が使いやすいのだが、上腕が痛いから動力に頼ってしまいがちだ。

 ただ作業の正確さからいえば手鋸に軍配が上がる。倒す方向をコントロールする時、チェーンソーでは一旦置かなければならない。倒す場所が狭く、二間ほどの隙間だから最終的には微調整が必要になる。微調整と言えども、竹の重心方向は不揃いだから、それを一箇所に倒すのは「受け口・追い口」だけで決まらない。重心移動させてやる必要があるから「ヨイショー!」の手間仕事になる。

 今日は手前から伐り倒していったが、写真に撮ると事前・事後も大差が無かった。背景は変わらない竹の林立で手前は杉木立だから空間が見えない、少々ガッカリである。切り株を撮ったほうが明確だった。


*負託など不択

2010-12-21 | 温故痴新

 見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ     藤原定家

      見渡せど誠信義もなかりけれ永田の石屋党の夕暮れ

 雪はみな払い果てたる秋風を松に残して月を見るかな      藤原良径

      行くはみな吹くも果て無き野分ゆえ俟ちに残して年を見るかな

 あわれいかに草葉の露のこぼるらむ秋風立ちぬ宮城野の原  西行

      あれはいかん草葉の陰もこぼしらむ秋風立ちぬ宮城野の沢