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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*ゆく川の流れは

2010-12-20 | 今はうたかた

 夕焼けを追いて消え行く梵鐘の里もなつかし童のあの日

 村役場けやきに吊りし大熊の血受けのたらい黄紅葉の浮く

 お稲荷の祠に生ずムクノキの幾年ぶりか大樹とそびゆ

 水無しの川原に熟れるアキグミは霜を被りて静かにありや


ギョッギョ、危険生物!

2010-12-20 | 小父のお隣さん

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 燻製を作ろうと炉の天蓋を外して「ぎょっ!」とした。サシガメが3匹いたのである。体長は30mmほどだから「オオトビサシガメ」だろう。図鑑に掲載されていたサシガメ類の他の体長は20mm以下だから間違いなかろう。ちなみに魚くんが「ギョッギョ!」としたのはクニマスだ。

 いままでに見かけた事はあったかも知れないが、近くでジックリ眺めたのは初めてである。たまたま先日の新聞記事だったか、サシガメの記載があって「刺されると非常に痛い」「痛みをとるためには眼球をすりつぶして塗布する」とか「刺された部分を切断する」とか、冗談半分で痛みの酷さを表現してあった。

 だから触ることも追い払うこともしなかったが、炉から煙が出る頃には消えてしまった。思えば越冬中の邪魔をしたことになるが、直ぐ近くには丸々とした黒蟻が、これはカードくらいの大きさに群れてジッとしていた。数を数えたわけではないが、一円玉の面積に20匹は入るだろうから、数百匹の群れになるのだろう。

 天蓋はステンレス製だから、陽射しがあれば暑いくらいになるし、気温が下がれば保温性能などは全く無いから外気温そのままである。もっとも風は入ってこないから快適と言えば快適か。さて、くだんの蟻とサシガメは何処へ潜り込んだのだろうか…。サシガメしたいわけではないがスモーク気になる。