立春の日、何て事はないのだが栗林に入ってびっくりした。黄色い花が一輪咲いていたのだ。この時期だから林床に陽は届くけれど、それでも至近の広場と比較すれば日照環境は劣る。だのに先駆けて花を咲かせていたのだ。
期待はしてうろついてみたのだが栗林で出会うとは想像もしなかった。それで思い出し、更に足を延ばしてミツマタも開花しているだろうと訪ねてみたのだが、まだ蕾は硬かった。それでも枝一面に花房を吊り下げている姿は「春の訪れ」を実感させてくれるに十分だった。
とは言え、これからが「三寒四温」の最盛期だから春を知らせる動植物も、何度か震え上がる日々があるのだろう。それでも「黄色い花色」は春を実感させてくれる幸せの花色だ。