トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

三蝶目の勇姿

2011-02-26 | 小父のお隣さん

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 「初見日」だったが、こんなことは初めてだ。気温は21度にも達した温かい日だったが「まさか三蝶目まで」とは…。晩秋の頃とは異なり、飛翔の仕方も威勢がよい。「春だ!」を実感した一時である。

 最初はキタテハで、溜池の堤造成中のところに飛んできて、斜面の笹葉の上に降りた。「やっとお出ましか!」が第一印象だけど、昼休みにはキタキチョウが飛び跳ねている。どういう理由かヒサカキの幼樹に御執心で、葉陰に止まったのを撮影できた。良く見たら左の羽が大きく欠けている。おおかた鳥にでも啄ばまれたのだろうか。

 帰ろうとする頃、今度はルリタテハが現れた。いつもながら敏捷な捉え難い飛翔の仕方だ。蝶が現れる頃になると毎回思うのだが、このフイールドには「モンキチョウ」が出ないのだ。何故だろう。菜の花も用意して待っているのに「すげない」。もんきの一つも言いたくなる。


猛呆三遷の実践

2011-02-26 | 水辺環境の保全

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 小雨とは言え降雨があったから、三度目の堤は水を貯めているだろうと期待して溜池までいったのだが「残念!」と思うしかなかった。溜息も出ない。水が抜け切ってしまっていた。「大丈夫」と確信していた場所が、水抜けする場所だったのだ…。はかない期待、選挙と同じである。

 一番最初に堤を築いた地点より内側は水面が僅かに残ったが、そこから外側は泥だけである。これで一番最初の地点に堤を戻すのを確定したが「孟母三遷」を越える四つ目の堤を移設で造成することになってしまった。精神衛生上、ここは「勝った!」と思うしかない。

 同じ場所で4回も堤を造成すると、さすがに手馴れたもので正午には排水パイプの埋設まで済ますことが出来たのだ。この活動を一般的には「馬鹿・阿呆・間抜け・どじ」の四段活用形と言うのだろう。しかし、この猛呆は間違いなく今夏、トンボたちの里親になる。