「初見日」だったが、こんなことは初めてだ。気温は21度にも達した温かい日だったが「まさか三蝶目まで」とは…。晩秋の頃とは異なり、飛翔の仕方も威勢がよい。「春だ!」を実感した一時である。
最初はキタテハで、溜池の堤造成中のところに飛んできて、斜面の笹葉の上に降りた。「やっとお出ましか!」が第一印象だけど、昼休みにはキタキチョウが飛び跳ねている。どういう理由かヒサカキの幼樹に御執心で、葉陰に止まったのを撮影できた。良く見たら左の羽が大きく欠けている。おおかた鳥にでも啄ばまれたのだろうか。
帰ろうとする頃、今度はルリタテハが現れた。いつもながら敏捷な捉え難い飛翔の仕方だ。蝶が現れる頃になると毎回思うのだが、このフイールドには「モンキチョウ」が出ないのだ。何故だろう。菜の花も用意して待っているのに「すげない」。もんきの一つも言いたくなる。