トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

思いもかけず

2011-02-13 | 感じるままの回り道

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 全く意外だった。予期もしなかった。年が明けて初めての「雨」の予報を信じ、植樹をしようと植え穴を穿っていた最中だ。

 棚田の跡地に竹を集積し十年にもなろうかと言う場所がある。竹の腐食が悪く夏場はイタドリの上に葛やカナムグラ、カラスウリが這い蔽って、なんともうっとおしい場所であった。そこを昨夏に刈り払いを続けてようやく植樹するところにきたのだ。

 竹の腐食が遅い理由は不明だが、穴を掘ろうと掻き分けていたら氷結しているではないか。ここ何日か十度以上で、この日は16度まで気温が上昇している。こんな時でも表土の直下は氷点だったのだ。

 それを更に鍬で掘り進めたら「やってしまった!」、カブトムシの幼虫を真っ二つだ。助けるすべは無く、可哀相なことをしたが、竹の腐食の中に生息していたのは驚きである。丸々と肥えた立派な幼虫だった。南無阿弥陀仏!


*市中冠灰

2011-02-13 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

Photoその昔新婚の地日向も今は鎮魂峰に祈らん

牛屠り鶏屠り山は火をなすすべあらじ灰塵の下

空震は山の彼方に駆けぬけて空の津波のげに恐ろしき

雲も無く灰降りやまぬ南国に福竜丸もかくやと想う