大寒の月は欠けても凍てし日はますます満ちる春は遠かり
我が部屋は森の温度と同じなり座してるゆえの冷たさを知る
冬枯れの街の歩道の石の上落ちたる我の影と道行き
切り口に溜まりし樹液夏ならば竹の生酒今は冷や水
大寒の月は欠けても凍てし日はますます満ちる春は遠かり
我が部屋は森の温度と同じなり座してるゆえの冷たさを知る
冬枯れの街の歩道の石の上落ちたる我の影と道行き
切り口に溜まりし樹液夏ならば竹の生酒今は冷や水
作業中、視野の中に移動する物体があった。着地点を探したら、それはガであった。今春の飛翔第1号である。期待していたのはヒョウモンチョウだったのだけれど…。
背中に毛皮を背負っているといえるような、特徴ある姿だったし、羽には黒紋があって、その特徴的な姿から鑑別は直ぐにつくと思ったのが大間違い。手元の図鑑では見出せなかった。
ちなみに、その図鑑は1977年初版の子供向けの携帯版だ。もうボロボロだけど掲載数が多いので重宝している。でも色彩は劣化して、トンボ類は同じ色に見える代物なのだ。書店に行っては探すけれど、コンパクトで掲載数の多いのは見つけることが出来ないから、いまだに使用している。
ネットの図鑑では探せるのだろうが「蛾」では食指が動かない。「差別するな!」といわれそうだけれど…。で、入浴後、検索してみた。「キリガ」の一種まではたどり着いたが同定はお手上げ。マニアが結構居るタイプなそうな!。自分なりに「ヨモギキリガ」で決着。だからどうって事もないか!?。早春1号だったというだけだけれど、越冬した姿は哀れでもある。