湯上りは花より花の玉の肌
花びらにまみれて上がる露天なり
花吹雪散らす露天に沈む首
湯と共に両手ですくう花片かな
花びらを肩に残して着る浴衣
ほうずきのごとき朝日に花は染む
湯上りは花より花の玉の肌
花びらにまみれて上がる露天なり
花吹雪散らす露天に沈む首
湯と共に両手ですくう花片かな
花びらを肩に残して着る浴衣
ほうずきのごとき朝日に花は染む
駐車場になる広場の直前で車の前を走りだした鳥がいた。形からシギの仲間だとはわかったのだが名前まではわからない。運よく草むらに入らないで、10mほど離れてから微動だにしなくなったから一枚撮影できた。ケータイのカメラではこれが限界だった。ドアを開ければ再び移動してしまうだろう。家で図鑑と照合したら、どうやら「ヤマシギ」らしい。シギなど水辺の鳥とばかり思っていたが、どちらにしろ初めての初見だ。
泥水地を掘り上げているところへトンボが飛来してきた。オオシオカラトンボだった。メスもいて今日が今シーズン初見である。イトトンボはすでに産卵行動をしていた。こちらは泥水地でなく、先日設えた堰からの漏水の流れに産卵していた。
昨年に比較すれば、水辺の環境が格段に向上し水面の面積も倍増したから、トンボや蛍の増加を期待している。結果がわかるのは一年後だけど・・・。
泥水地の3枚目が終わった。土を掘り、堤を踏み固めるのに疲れて三枚目の中央は水没しない島仕様である。
まあ、このデザインも見方によっては子供達が遊ぶのに格好の設えであろうし、何よりも喫水線が長く取れているのが良い。
この三枚目は二枚目のオーバーフローした水の一時溜まり場なので、流量が二枚目から隣の谷への送水量以下に低下すれば干上がる運命だ。ここを生息場所に定めた生物には申し訳ないが、本命はトンボ池への給水にあるのだから、こちらの貯水は一枚目二枚目が主なのである。三枚目は、水溜りが出来そうな環境だから「捨て水」にしなかっただけなのだ。
一枚目は、作ったばかりなのにイトトンボやオオシオカラトンボの産卵行動が見られた。周囲は葦やイヌビエなど背丈のあるイネ科の植物の原になるので、盛り上げた堤に植生が回復すれば、また懐かしい風景が現れるはずだ。今は土むき出しで痛ましい感じだ。