止水域の護岸を行った。資材は林内に捨て置かれたヒノキの先端部分だ。横に並べて護岸に供する丸太と杭にする丸太を選んで運び込んだ。これだけで息絶え絶えだ。
およそ20mの止水域の畦に護岸を施したのだが、見た目にもしっかりとした畦になった。観察や遊びに入る大人も子どもも畦の上を歩くだろうから、常に片側が水に浸かっている畦は押し潰れていくだろうし、それは止水域の面積と水深を浅くするだけなのだ。
とりあえず丸太と杭でくい止めておけば環境的には安定する。これでようやく泥水地一帯の造作というか考えていたビジョンに近い様子になり、一件落着と言いたいのだけれど、ある程度の参考植生は復活させたいから、彼岸花、フキ、ミソハギ、クサイ、カンガレイ、ガマ等の何株かを移植し終了だ。作業を終えた止水域を眺めていたら、上部の池からクロメダカ数匹程度も移しておきたいと思うようになった。水脈としては繋がっているがメダカなど魚類の移動は漏水が水源だから不可能だ。
今日は拠点近くの草原で子供達が細い竹を鞭の様に振って蝶を落としていたし、親子でタモ網を持って上の池まで入ったから、メダカを移設放流しても狭い止水域では「獲って下さい!」と言わんばかりか…。