トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

水生植物の移植

2011-05-08 | 水辺環境の保全

Photo_2  泥水地に水辺の植物を移植した。クサイを4ヶ所、カンガレイを7ヶ所、ガマを8本だ。これらは上部の池に自生していたものである。

 既にガマは1mほどに伸びているのだが、地際から刈り取られたものを掘ってきた。ガマだけでなく、例年刈り取られる範囲からの移植株だから荒らした事にはなるまい。

 ガマは昨日刈られたのだが、茎の中心部は1cmほど伸びている。朝、移植して午後の帰り際には3センチほどに延びていた。根も傷んでいるだろうに植物の生命力には感服した。

 移植した株も種類も少ないけれど根付いて成長してくれれば、水辺の景観向上に役立ってくれるはずだし、これから羽化する個体がいれば支柱に必要だ。今日もギンヤンマやシオカラトンボが産卵をしていた。シオカラトンボは連結しながらの産卵行動で、これは初めて見た。


千客万来 2

2011-05-08 | 小父のお隣さん

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 トンボ池の葦を刈り取っていたら赤トンボが目に止まった。「早いなあ!」と寄ると、それはショウジョウトンボだった。撮影しようとスロー・スローを心がけ近寄ったら、上手い具合にシオカラトンボも並んでくれた。お陰でツーショットが撮れた。こういうチャンスは少ないのだが、トンボにとっても安心できる環境と感じているのなら幸いだ。

 手の平はタコだらけになってしまったが、水辺環境が整ってきたことで生息数や密度が高くなり、しばしばこういう機会が有るかと思うと苦労のし甲斐があったというものである。

 棚田の作業では、帽子や肩、腕にトンボが良く羽を休めに来たが、ここでもそんなことが期待される。あの「ブブッ」という音とともに頭部や肩に来る感触は何ともいえない至福の一時なのだ。その一体感がたまらない、独りでの作業は・・・。