棚田の畦草刈りをしていたら白い卵塊が見えた。
稀にモリアオガエルは、このような産卵をする。好んでしている訳でなく、近くに樹上産卵する枝が無かったからだ。
6枚の棚田の内、下の2枚には枝が張り出して、昨年は数個の卵塊があったが、この上部の田では樹上産卵しても落下地点に水面は無いのだ。
それで思ったのだが、モリアオガエルの空間認知力はいかほどなのだろうか。産卵した場所から樹上産卵できる場所まで距離にして20mほどで、カエルの畦からの視点では下の田は視認できないけれど、産卵できそうな枝だぶりは見えるはずだ。
それはともかく、ヒキガエルは山に去ったし、モリアオガエルの孵化はこれからなのに、水中にはオタマジャクシが発生していた。卵は確認できなかったが「何カエル」なんだか…。