風に散る花のごとくに我が友等あまた散りたる波の間に間に
浪背起き山圧すごとく寄せて来る波間に町は千切れ砕けて
ほととぎす鳴く声聞けばなお哀し忍苦するのみ東の人は
天頂の柄杓に真水汲み満たし潮呑み人に与えたき夜
風に散る花のごとくに我が友等あまた散りたる波の間に間に
浪背起き山圧すごとく寄せて来る波間に町は千切れ砕けて
ほととぎす鳴く声聞けばなお哀し忍苦するのみ東の人は
天頂の柄杓に真水汲み満たし潮呑み人に与えたき夜
隣接する沢にようやく水を落としこむ事が出来た。流路直上までは塩ビ管が足りなかったので残りは放置ゴミだった雨樋を流用した。これでようやくトンボ池の集水量が安全圏に近づいた。
塩ビ管も寄せ集めだから、65Φと50Φの二種類を継ぎ足して、更にゴミだった雨樋まで動員してようやく完成した。出来るだけ自腹の支出を抑えるためには致し方がない。
この仕掛けのミソは、泥水地の水中から直接に水を取り込まない配水升にある。配水升もゴミの植木鉢を活用しているが、池から升に入る取水孔は満水位と同じ位置。取水する塩ビ管は、その取水孔より下に穿ってある。この構造により、池への流入量が取水量を上回れば、堰から3枚目の泥水地に余分な水が流れるし、流入量と取水量が同等か流入量が取水量以下になれば3枚目には水が流れない。更に流量が減れば二枚目は水位を保ち配水を止める。
この機構でトンボ池への安定的送水と、二枚目の泥水地水位の安定を図ることが出来るのである、と自画自賛のシステムなのだ。「怪我も弁当も資材も自分持ち」ではあるが、いたるところで創意工夫というか勝手が出来るのが何より気持ち良い。なんたって、親に頂いた名前は「栗栄太」なのだから・・・。