トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ノアザミ咲く

2011-05-09 | 小父のお隣さん

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 ノアザミが咲き出した。この時期のアザミ類はノアザミだけだから小生でも自信を持って断定できる。

 フイールドの紫系の花は藤の花と桐の花 が満開で、遠目にもそれと判るが、ノアザミは近くでないと見落とししてしまう。なんといっても咲き出したばかりで個体数は少ないが、蕾の頃から全開になった花に至るまで、一株に色々な段階の花が見られて、見比べていると飽きない。

 写真では表現できなかったが、ようやく花びらの先端を覗かせた蕾の赤紫はことのほか美しい。宝石の色合いを見るような色をしている。触ってみたくても葉は羽状に切れ込み、先端には鋭い棘があるし、頭花の下の総苞片は粘液で粘るし、見ているだけの「高嶺の花」?でもある。


葦だけ刈る

2011-05-09 | 水辺環境の保全

 今日はきっと夏日だっただろう。半袖でも暑さが迫ってきた。そんな日中に、トンボ池周辺の葦を地際から刈り取った。既に長いものは1m程度まで成長している。

 葦だけ刈る心算だったがカナムグラも蔓を伸ばしており、これも気がついた分は根元から刈り取った。他の植物は、今の所は「様子見」だ。造成して、ようやく裸の地表が植物で覆われてきたから、とりあえずは何が生えてくるのか確認をするためもある。

 葦は元々が葦原だったから勢力範囲だけど、これは池の漏水の原因植物にもなるから、水辺の植物とは言っても、ここには台頭させない心算なのだ。ジワジワと相変わらず漏水はあるが、隣の谷からチョロ水とは言え、塩ビ管で送水できているからトンボ池は満水位を保っている。

 トンボ類も、ざっと数えただけで十指を越えた。

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** 「圏内」

2011-05-09 | 大震災

 畜生と言えど飢え死す口惜しさ国難なれば曝すこの身も

 原爆に同じ彼の町更地みせ放射線のみあまた溢るる

 あの日から廃墟となりし炉の町の主無くせし野良の数々

 生きながら水に潰さる命あり飢えさせられて伏す命あり