2日続いての十分な降雨になった。小降りになったのを見計らい水辺の確認に出向く。造作してから初めてとも言える本格的雨量だったので、全体のバランスを確認しておきたかったのだ。
三日月池は満水位でオーバーフローから溢れ出た痕跡があった。池の周囲に丸太で護岸した歩道も水を被ることなく良い状態であった。真竹が倒れこんでいたが、これはこれでモリアオガエルの産卵床になるだろう。
トンボ池も満水位だが、ここは渇水対策に隣の谷地から導水したので降雨の前から満水位だ。今後、冬の渇水期だけが心配である。まだ給水一週間の歴史だから。
泥水地一帯も水の量は増えたように思えるが安定した流量を維持していた。ここを増設したのは「思わぬ誤算」からだったが、誤算だった丸太ダムからの送水路が、今は放水路として機能するから、下部の泥水地は洪水を免れている。小6の修学旅行で信濃川の放水路を見学したが、その大きさには圧倒された記憶が蘇った。でも小生の放水路は、たかだか断面0.1㎡だ。
小雨の中で「塞翁が馬」の故事を思い出した。雨の谷地は鳥も鳴かず、寂しいほど静かである。