フキノトウお初はフキのフウなりし
初花は首縮こまり土の上
石原のヤナギ萌えたち霞む枝
太る芽に霞む木立の含み笑み
トンボ池の小島の葦刈りをする。面積は一坪程度だが、葦原になっていた土を盛り上げ造成したから、取り除けなかった葦の根茎密度は高いようで、周囲の池より葦の再萌芽が激しい。
刈り取り二回目なのに勢力は衰える気配が無い。刈り跡から数を増やして再萌芽している有様である。
この部分の草本は、生えるがままの種類にしておくつもりなのだが、植え込んだ幼樹を圧倒している背丈の草も刈り込ませてもらった。
成長の早いタラノキは別格としても、他の幼樹は成長がゆっくりな物ばかりだから、小生以外は手入れをしないのは承知しているけれど、支柱を添えた。これは「放任していない」というサインでもある。
カルガモのペアが堤で休んでいたのだが、小生が小島に上がったら同じ距離だけ離れた。逃げ出す心算は無いようで、時折覗くと頭を羽の上にのせ昼寝中だった。泥水地を見回り、食草園の岸の草刈りをしていた時も「お昼寝中」だった。トンボ池の濁りは採餌行為の結果だが、たらふく食べれる餌があったのだろう。