ホトトギスの葉の上の蜘蛛を撮影する。ハシリグモの仲間だろうと推定したが、図鑑と照合しても個体差が大きいから、素人で同定は到底、無理である。
顔を見たくて接写したが、あの先代と、襲名したお弟子の顔に似ている。「蜘蛛なのに馬面とは、これいかに?」なんて御題がでそうだ。馬鹿はこれくらいにして、接写もピントが合ったのは頭部が欠けた一枚のみで、眼部周囲が撮れなかったのは惜しい。
蜘蛛の目は複眼でなくて8個付いているのだそうだが、この写真では正確には読み取れないのだけれど、暇つぶしや道草するに事欠かないのが里山だ。先日、テレビ番組で里山を楽しむ人たちを紹介していたが、畑作や稲作などや園芸、チェーンソーカービングやログハウス造りなど、別に里山とは直接関係の無い活動がほとんどだった。
番組制作も、蜘蛛みたいに「動くものは何でも」と言うような視点で「羊頭狗肉番組」が多くなった。ましてや、あんな切り口で放送されると「何をやっても許される場所」なんて困った輩が増加するだけである。