例年通りだけど、今年もヤナギの幹にオオスズメバチが集まりだした。いわずと知れた事だが樹液を吸いに来るのだ。クヌギやコナラにも集まるのは一般的に見聞するけれど、小生はまだクヌギやコナラに集合する場所は知らない。
このヤナギには蝶も甲虫類も大挙して集まるが、その樹液を吸う傷口は、大方がオオスズメバチによって作られた傷口なのである。今日、小生が到着した時には、既に5匹のオオスズメバチが3箇所の新しい傷口に集まっていた。時折顔を上げるが、その時に大顎に白い物を挟んでいるのが見える。樹液が固まったのだろうが、食べているのか…。
見ていても、複数匹で吸っている時は無く、おおむね移動させられながら一匹である。今日は「吸うのに忙しい」と言うより、頭部の動き方から傷を広げているように見えた。白い樹液の塊を舐めてみようと思って待っていたのだが、飛び交っている個体もいるので退散した。
今年は不作の捕獲用のトラップを、ここにも設置した。ここは食草園の真ん中だし、隣はトンボ池で、入ってくる子ども達が多いからだ。しかし、ここでは一匹も捕獲できていない。