トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

樹液を吸う

2011-05-26 | 小父のお隣さん

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 例年通りだけど、今年もヤナギの幹にオオスズメバチが集まりだした。いわずと知れた事だが樹液を吸いに来るのだ。クヌギやコナラにも集まるのは一般的に見聞するけれど、小生はまだクヌギやコナラに集合する場所は知らない。

 このヤナギには蝶も甲虫類も大挙して集まるが、その樹液を吸う傷口は、大方がオオスズメバチによって作られた傷口なのである。今日、小生が到着した時には、既に5匹のオオスズメバチが3箇所の新しい傷口に集まっていた。時折顔を上げるが、その時に大顎に白い物を挟んでいるのが見える。樹液が固まったのだろうが、食べているのか…。

 見ていても、複数匹で吸っている時は無く、おおむね移動させられながら一匹である。今日は「吸うのに忙しい」と言うより、頭部の動き方から傷を広げているように見えた。白い樹液の塊を舐めてみようと思って待っていたのだが、飛び交っている個体もいるので退散した。

 今年は不作の捕獲用のトラップを、ここにも設置した。ここは食草園の真ん中だし、隣はトンボ池で、入ってくる子ども達が多いからだ。しかし、ここでは一匹も捕獲できていない。


エノキの虫瘤

2011-05-26 | 感じるままの回り道

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  エノキの実が結実しているのが見えたから、近寄って「ぎょぎょーっ」だった。葉に虫瘤が満艦飾だったから。

 綺麗なトックリ型と言うか水差しのような形だ。虫瘤も数個が集まっているのは見たことがあるが、ここまで多数だと気持ちが悪い。図鑑と照合しても似たようなのは掲載されていなかった。あえてネットで検索してみるほどの魅力も無いから「初めて見た」でお仕舞いだ。

 


メダカの二代目

2011-05-26 | 小父のお隣さん

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 トンボ池の浅瀬に通るたび波紋がある。気になって静かに顔を近づけたら、そこにはメダカの幼魚が群れていたのだ。トンボ池に貯水した折、水路からすくい上げためだかも含めて20匹程度は移植したのだが、オーバーフローするたびに流れ下って皆無となったのでは、と気にしていた繁殖だった。

 産卵するに必要な金魚藻などはまだ発生していないけれど、浮き草や水中の根茎などに産卵できたのだろう。「めだかの学校」が見られるかどうかは心もとないが、産卵し孵化したことが何よりの吉報だ。

 関係が有るのかどうか不明だけれど、アメンボが増えている事とつながっているのだろうか。アメンボにしてみれば、水面に浮上していることの多いメダカは格好の獲物になるのだろうかも。子めだかににじり寄って行く行動は見ているが、捕獲や餌食の場面は見ていない。