トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

精霊とんぼ

2012-09-01 | 感じるままの回り道

Photo_7  写真はもちろん精霊トンボではない。オオシオカラトンボの雌である。精霊トンボや盆トンボと呼ばれるトンボはアカトンボ類で、主に西日本で呼ばれてきたらしい。

 小生の郷里では精霊トンボや盆トンボと呼んだ記憶が無いが、トンボは背に仏像を背負っていると、少年時代には思っていた。翅の間になる背中の三つの模様が、手を合わせている仏像に見えていたのだ。

 これは郷里の文化の一端であったかどうか知る良しも無いし、小生だけが思っていたことだったかもしれないけれど、物の本には「精霊トンボ」や「盆トンボ」と呼び習わした事実がある事を知ると、郷土にも、そのような思考があったのかもしれない、などと改めてトンボの背を眺めて思い返すのだった。

 でも、少年時代のような仏の姿は見えてこなかった…。それはともかく、写真のトンボは生を全うし極楽浄土で極楽トンボ?になっていることを信じたい。


丸太巣箱 1

2012-09-01 | 何よりの楽しみ

Photo_2  刈り払いを待っている現場はあるのだが、定食だけでは飽きがくる。今日は芯だけ抜き取ったまま枯らしていた丸太巣箱の空洞部分を二体仕上げた。もう三体目は燃料切れで作業はお仕舞い。

 ニホンミツバチ用の巣箱だけれど、採蜜のための巣箱ではなく繁殖用に考えていた巣箱だ。そのため上下の蓋は釘で固定する予定である。管理するためには当然開閉式が楽なのは承知だけれど、猪やハクビシン、あるいは頭の黒い獣も出没するフィールドなので巣本来の機能に単純化したい。

 利用してくれなくても已むを得ないし、利用したら有り難い。どちらにしても完成したら朽ちるに任せる巣箱なのである。