トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

朝科カボチャ

2012-09-10 | 何よりの楽しみ

Photo_3  佐久の道の駅で販売していたカボチャ、試食してみたら栗カボチャ様の味わいで少し軟らかい。「包丁も入れやすいですよ」の言葉で一本買ってきた。日持ちはやや劣るとの話だったが冬まで保存する心算はないし、休日にでも調理する。

 土地の在来種ということも売り文句だったが、大手種苗会社の提供するF1種のように全国一律でない品種を食べるのも地方の楽しみ方だろう。

 汁の実か煮付けで食すくらいしかしないのだけれど、郷里で食べていたように、蒸して塩だけで食べるのも美味しいカボチャと思える。


生活と命に係わる事態

2012-09-10 | 蝶の食草園

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 この夏も山椒は息絶え絶えである。初夏の頃は緑に覆われて綺麗だったが、今は棘棘の骸骨みたいになっている。新しい新芽が萌えなくてもキアゲハの産卵が絶えないのだ。山椒は良く耐えている。フィールドの山椒はここまで食べられる事は無いのは、他に食草があるためなのだろう。

 庭の山椒、この夏の何度目かの復活の緑が見えてきたのだが、目を凝らすと卵も幼虫もここかしこに見る事が出来る。既にウマノスズクサはジャコウアゲハの幼虫に食い尽くされている。ウマノスズクサの地上部は消えてもゴボウ根は残っているから新たに発生してくれるだろうが、成長途上で餌を失った幼虫の姿を時々見かける。

 地上に降り移動していても周囲には食草は無いし、小生、食草を用意した事で飢餓する状況を提供してしまった事になる。なんとも「しまった!」事である。「電気を提供する」として住めなくしてしまうのと似ているような、そうでないような…。


*晩夏

2012-09-10 | 感じるままの回り道

               ネム咲けば見上げて痛き碧い空

               雷鳴にきびす返せり山の道

               迷うほどクモの巣多き若き森

               南瓜かね瓜かねと問う金糸瓜

               刈り置けば猪はどこでも鼻に掛け