トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

伐倒木の処理

2012-09-28 | 今日は真面目に

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 立ち枯れた杉を伐倒したままだったのを丸太にした。寸切りする前に平均的なサイズを測定したら、胸高径20cm、全長17メートル、樹齢は40年という数字だった。樹高を胸高直径で割った数字を「形状比」と言うが、概ね80を越える物は間伐で伐り倒しの対象だ。今回は85であった。

 周囲の立ち木は、殆どがそれに相当する姿だから、ゆくゆくは間伐もして密度管理もせざるを得ないのだが、侵入竹除伐とひこばえ除去に手間を取られている。それにしても40年生で胸高直径20cmとは、侵入竹の被害にも呆れるが、良く命脈を保っていた事にも驚かされる。

 梢の方の細い部分は杭に仕立て、その下の部分は差し当たりの用途は思いつかないけれど、2mの長さに伐り揃えた。鳶口を持ち込まなかったから集材は後日である。


空腹と満腹

2012-09-28 | 小父のお隣さん

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 煩く付きまとって道具小屋まで入ってきたストーカー虻を捕まえ、懲らしめのためにクモの巣にくっつけた。虻はショックのためか仮死状態のようだったが、網をかける瞬間を撮影しようとケータイをポケットから出す瞬間に総ては終わってしまった。一瞬、虻が羽ばたいたのだが、その直後には糸巻き状態になって蜘蛛は定位置に戻っている。食いつくところを撮影しようとしても微動だにしない。

 諦めて、水見回りに行ったらコノマチョウが足元から飛び立ち、蜘蛛の巣にかかってしまう場面と出遭ったのだが、ここでは糸を掛けないで腹部に吸い付いてしまった。人生、思うように展開してくれないものである。蝶は両翼を糸に貼り付け状態だったから、糸巻きする必要もなかったのだろうが、それよりも空腹を満たすほうを優先したのだと思った。

 なんたって、腹部の大きさからして全く対照的だったから。コノマチョウに合掌…。