立ち枯れた杉を伐倒したままだったのを丸太にした。寸切りする前に平均的なサイズを測定したら、胸高径20cm、全長17メートル、樹齢は40年という数字だった。樹高を胸高直径で割った数字を「形状比」と言うが、概ね80を越える物は間伐で伐り倒しの対象だ。今回は85であった。
周囲の立ち木は、殆どがそれに相当する姿だから、ゆくゆくは間伐もして密度管理もせざるを得ないのだが、侵入竹除伐とひこばえ除去に手間を取られている。それにしても40年生で胸高直径20cmとは、侵入竹の被害にも呆れるが、良く命脈を保っていた事にも驚かされる。
梢の方の細い部分は杭に仕立て、その下の部分は差し当たりの用途は思いつかないけれど、2mの長さに伐り揃えた。鳶口を持ち込まなかったから集材は後日である。