長野まで運んで用を成さなかった小生の刈り払い機、気化器の部分を外して灯油で洗い、プラグも交換したが調子は変わらない。とりあえず修理見積もりに持ち込んでみた。
翌日に電話があって「お話された症状をサービスマンに伝えたところ『見当がつきました』といわれ、概ね修理代金15,000前後かかります。どうしますか?」と言う。
この値段だと新品が購入できるし、思い切って更新する事にした。廃棄する前に分解して遊んで見ようと、再度気化器を外し、ダイヤフラムまで分解した。シリンダー内部やヘッドは綺麗だったし、ガソリンタンクの空気穴とマフラーの掃除もし、気化器の燃料の通り道は口で息を吹き込んで清掃した心算で組み付けた。
燃料を入れ試運転したら快調に吹き上がるではないか…。実際に作業に耐える状態かどうか確認するためにフィールドで試用してみた。フルスロットルで息を継ぐような動きが数回あったが、ほぼ元通りの出力を回復した。膝高の密生したエノコログサを快調に刈り払える。
これで当分使えそうだけれど、あの修理見積もりの15,000円はなんだったのだろう。穿った見方をすれば「売り上げ増」を狙った戦略なのだろうか…。どこに原因があると判断したのか教えてもらえなかったし…。商いも大変だ。