トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

久しぶりの遠出

2012-09-03 | 旅行記

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 久しぶりの遠出だった。刈り払いの助っ人に出かけたのだが、道中が長かった割には若い頃に登山していた山域も見ながらのドライブでもあったので、懐かしいルートだ。なんたってこのルートは二十数年ぶりになるのだから。結局、二日間で430キロメートルを走ったが道路事情は格段に向上していた。

 作業を終え汗を流すために最寄の日帰り温泉に立ち寄ったのだが、眼前の浅間山も眼下の千曲川も見えず、こちらはがっかりだ。夜は野営したけれど、これも久しぶりで、帰宅してから気がついたのは、寝心地の悪さは後席の座面を起こして背もたれを倒さなかったためだった。頭の位置と角度の微妙な差が睡眠の質を左右することを実感した。

 オオシラビソに囲まれた野営地は雷雨に見舞われたが、雨音が途絶えると一転静寂が支配する。雨の止み間にトイレで林道へ出たのだが、静寂と闇の世界は黄泉路より恐ろしい。きっと…。


食事選択の自由

2012-09-03 | 小人閑居して憮然

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 苗を提供して頂いた農家のご主人が成育を気にして確認に来てくれた翌日、猪が入って穂を食べ荒らしていった。それも棚田の稲穂でなく泥水池の少ない稲穂の方だ。まあ、比較してみれば泥水池の稲穂の方が熟度は高かったから、目利き振りを褒めるべきなのだろう。

 泥水池の水稲は、苗の余りを利用した関係で、田植えの時期が3回ほどあり、それぞれ成長の度合いが異なる。しかし、そのなかでも一番熟した稲穂だけを倒し、しごいて食べ去った。おいおい被害は広がるのだろうが、美味しくなったものだけを頂く自由奔放さは素晴らしい。

 小生は目の前にあるものを頂戴する。選択権や品質は関係ない。これを「意に反して」と採るか「あるがまま」と捉えるか、考え方ひとつで人生は逆転する。