八朔を待たず稲穂をしごき喰い
稲藁に変えし棚田の猪荒らし
稲倒し泥跡つづく猪の道
瓜坊の新米初喰い美味しかろ
瓜坊の足跡見れば米はよか
タンポポ原っぱを二日かけて刈り払った。集草まですれば満点なのだが、そこまで労力はまわせない。この時期に刈り払っても原の草は伸長するが、今期の原っぱの草刈りは終了させ、これから伸びて低いなりに種子をつける草を、小鳥達の冬場の餌の足しにもしなければならない。
刈り払いもそろそろ終期で、刈り払いの後には竹の除伐、倒木処理と周年のワンパターンの作業展開が待っている。周年変わらぬ活動が必要だからこそ「営み」と言うのだろうが、生活の場ではない里山の活動は執念がいる。走り続けないと「後は野となる山となる」に直ぐに荒れ始めて直結だ。顕在化するのに一年は要しない。
だから「元の木阿弥」にしたくない一念がエネルギーともいえる。