トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

棚田の補修

2013-05-02 | 水辺環境の保全

Sn3d1464  棚田の畦と堤の補修を始めた。最上段の棚田は、すでに水辺としての役割しか持たせてないが、今回の補修で水路に変更した。

 沢から流れ込んで堆積した土砂を田の中央部に集めて堤を形成し、U字形の水路にした。これで流速が出るから、この環境を好む生物が入るに違いない。

 浚渫した泥土の中にヤゴやアカハライモリが多数いたけれど、イモリはともかく、ヤゴの多くは生き埋めになったであろう。生息できる部分の半分は手つかずで作業を終えたから全滅は防げたはず。

 今日は、補修と言うより「改修」に近い作業になってしまったが、日照が不足で、すでに稲作可能な環境ではなくなっている棚田の上段であり、今は「生物保全」の水辺に役割を変えている。とは言うものの、俯瞰すれば「保全」されているのは小生である。


カエルの歌が聞こえてくるよ

2013-05-02 | 小父のお隣さん

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 棚田の堤を補修していたら、土の中からカエルが出てくる。アマガエルほどの大きさだけれど、目の周りに黒いラインはない。シュレーゲルアオガエルが合唱している棚田だから、シュレーゲルアオガエルと思っているのだが、体色は赤ガエル様のくすんだ飴色をしている。Sn3d1466

 水辺には、テニスボール程の卵塊があったから間違いないだろうと思っては見たものの、科学的根拠はなく、「われ思う。故に名を言う」そんな程度なのである。こういう決めつけも、個人的範囲に留めている限りは、何の問題も無い。

 モリアオガエルは、右の写真のように目の周りが金色だというし、このカエルはそうでなかったから、シュレーゲルアオガエルだろう。「だからどうだ」と言われても「どうてことない」のだが…。

 それはそうと、27日には樹上でモリアオガエルが鳴いた。