棚田の畦と堤の補修を始めた。最上段の棚田は、すでに水辺としての役割しか持たせてないが、今回の補修で水路に変更した。
沢から流れ込んで堆積した土砂を田の中央部に集めて堤を形成し、U字形の水路にした。これで流速が出るから、この環境を好む生物が入るに違いない。
浚渫した泥土の中にヤゴやアカハライモリが多数いたけれど、イモリはともかく、ヤゴの多くは生き埋めになったであろう。生息できる部分の半分は手つかずで作業を終えたから全滅は防げたはず。
今日は、補修と言うより「改修」に近い作業になってしまったが、日照が不足で、すでに稲作可能な環境ではなくなっている棚田の上段であり、今は「生物保全」の水辺に役割を変えている。とは言うものの、俯瞰すれば「保全」されているのは小生である。