食草園内の排水路と最終流路の清掃をする。どちらも浅い水路なのでカワトンボやイトトンボが飛翔してくれる。と言うより、そのための環境設定なのだ。
最終流路はスゲを切り取っただけだが、カワトンボの飛翔には十分な空間である。産卵のために川底にも降りやすくなった。どういう訳か、こういう場所にいるとカワトンボは逃げていかない。動かない限りは近くにも来るし衣服にも止まる。不思議な世界である。
泥水地の堤に二匹が顔を突き合わせていたのだが、小生が気づいた時に片方は逃げてしまった。
色合いや体長から、ニホントカゲでなくニホンカナヘビの幼体ではないだろうか。カナヘビもトカゲも逃げる姿を目撃する事は多いが、静止した姿を晒してくれるのは稀である。
ところで、尻尾を切り離して逃走するのはどっちだったか…。追体験で確認する気はないけれど、そのために捕獲した頃もあった。前世期の話だ。