トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

保全の難しさ

2013-05-24 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

Photo_6  この時期、一回だけだがホタルを確認に行く。満月直前の月光の影響を心配したが、泥水地も隣の沢も立ち木の陰で月光は届かなかった。

 20時過ぎには、ちらほらと光が見える。飛び方も点滅ものどかなものであるが、保全の状況は厳しくなるばかりである。荒れていた里山も保全が進めば生物が戻ってくる。戻ってきたことが知れるにつれ狩人が増え荒らされる。これは動物も植物も同じで、保全活動が成果を出すにつれ、新たな「破壊活動」を誘引する。

 保全区域に、誘い合って補虫網と虫かごを手に手に、立ち入る家族連れに出合って、もう傍観は出来なく、県の担当部署に立て看板の設置許可を取りに行った。結果はまだだけれど、役に立たなくても「保全の場所」程度の周知はしなければならない時代環境になってしまった。

 申し立てするにも「数値」が無いと根拠が薄いようにみなされる傾向があるようだが、感覚値の段階で対応しないと「遅きに失する」、そんな事も多いのである。これも感覚値だ。


緑の虹

2013-05-24 | 旅行記

Photo_4  草刈り従事君の帰路、同じルートばかりでなく異なる道筋を通ってみた。初めて走った大門街道だったが、経路が変われば趣も変わる。

 周囲の山は新緑萌え萌えで、車を止めて佇んでいたかったがそうもいかず、写真を撮るだけのミニ停車だ。どうしてそうなるのか理由は知らないけれど、山の緑が斜面に沿って流れ落ちている。

 こんな虹のような緑は初めてである。いつも見ている新緑は、モコモコとモザイク状であるけれど、新鮮な緑が更に新鮮に映えてくる。写真では写しきれないのが惜しい。

 近くに縞枯れ現象が名前の由来になった縞枯山があるが、ここは縞萌えであった。それも縦縞!。


キバネツノトンボ

2013-05-24 | 小父のお隣さん

Photo  草刈りに出向いた中山道・望月宿、刈り払い中に飛び立った虫がいた。三角形に見えたから蛾の一種だと思ったらツノトンボだった。

 刈り払う草原を透かして見ていると、何匹も飛行している。結構高速で敏捷性もある。急上昇もして十メートル位は普通に舞い上がっていた。

 小生のフイールドのツノトンボは、ヒラヒラと頼りなく飛ぶ。ツノトンボにも色々な性能があるようだ。写真のツノトンボ、主翼?は透明だから、一見するとガの仲間に見えてしまう。