庭でジャコウアゲハの孵化が始まった。ここかしこに散らして産卵しても、入れ替わり何頭も産卵に来るから五個も卵がある葉もある。狙う葉にも適否があるようだ。
例年のことながら、終齢幼虫になるまでには食べつくされてしまうので、今年は10mmほどに育ったら、一部はフイールドのウマノスズクサに引っ越しさせるつもりである。
庭のウマノスズクサも保護しながら、10本以上に支柱を立てているが、ほどなく茎まで食べ尽くすのが繰り返されている。それでも今年は珍しく、背丈よりも蔓が伸びている。しかしながら、ツルの伸長の良い株は葉が少なく、葉の多い株は成長が悪い。
肥料をやるべきか否か、頭上のリンゴにはアブラムシが付きだしたから、ゴミ袋をかぶせてから薬剤を撒かねばならず、とかく小さきものは手がかかる。とは言え、小父さんの「ちょっとした楽しみ」でもあるのだ。しばらくすると、山椒や三つ葉も坊主になるが、これも仕方ない…。