棚田の二段目に、管径50mm、塩ビ管160㎝の取水管を新たに取り付けた。最上段の取水は沢水なのだが、ここは渇水期には涸れる事が多く、二段目脇の水路には山からの絞り水が年間を通して僅かだが涸れずに潤っている。
この水を、棚田の三段目以降に活用して干上がりを防ぐ算段なのだ。水稲だけなら干上がっても枯れる心配はないが、水生生物には枯渇は死活に直結する。パイプの取水側には、園芸の鉢底ネットでフイルターを作ってみたのだが、すぐ枯葉などの残渣物で詰まって取水の用をなさなかった。
結局、直接パイプに水を通す事にしたが、土砂の流入で棚田の底が上昇してしまうのだろう。簡単な資材と方法で取水することでは、土砂の流入防止は難しい。