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拠点の坪畑は連作障害で種生姜の重さも取れなくなって玄関前で栽培したのだ。そこそこ出来るのが分かったから冬の間に土を入れ替えて次の栽培に備えるつもり。
さて、雨の日が続いて「生姜糖を作らねば・・・」とホームセンターまで開店を待って出かける。欲しかったのはスライサーで、厚みを調節できる品があったのだ。前に見ていたけれど値段が表示されていず買わなかったのだった。無駄な抵抗だと判っていても躊躇がある。
包丁で済むスライスであることは十分承知で、今までは包丁で済ましていた。ところが一昨年のスライスで生姜だけでなく小指の先まで刃を入れてしまったのだった。「痛い!」と感じる間もなく「ゾワゾワー」と刃が入っていく感じをいまだに忘れない。時間にしては一瞬のはずだが、包丁の刃が入っていく過程が認識できたスローな時間旅行だった。
当然、包帯でぐるぐる巻きし、救急へ行ったのだったが外科の先生はおらず内科の研修医だった。「つかない可能性もありますけど」なんて言われても縫合をしてもらうしかなかったのだった。まあ、幸いにも皮一枚だけでも残っただけ良かったようだ。
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煮詰めたあと、金網にひとつひとつ並べ天日干しをしたかったのだが生憎数日晴天が望めない。浴室乾燥機で水分を飛ばそうと思ったものの、浴室内にいるだろうカビの付着が気になって扇風機で3昼夜風に当てた。天候が回復すれば二日ほど天日干ししてから保存したい。白砂糖ではないから濡れている時はレバーか砂肝風の色合いで見た目のご馳走感は無い。所詮自己消費なので見栄も無く実用性オンリーである。
作った生姜糖は日々の山行きの魔法瓶に入れて暖かい飲み物として携行する。寒い時期は生姜糖を入れた生姜湯が身の丈に合うのだった。
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天日干し2日はならなかった快晴になった日に5時間ほど干した。完成重量を量ると1.1㎏しかない。思わず「なんでこうなるの!?」とつぶやいてしまった。生姜2㎏は乾燥させ水分が抜けたから軽くなるのは理解できても加えた砂糖は1.2㎏だったはずで、砂糖の重さより軽くなった出来上がりは「?」でしかない。もうミステリーで宮部みゆきの世界になった。