トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今期は豊産だ!

2019-12-14 | 小父のお隣さん
 自宅のアサギマダラの幼虫は消えてしまった。ジャコウアゲハの越冬蛹も今期は見当たらない。先日の新聞に「里山の昆虫激減 チョウ深刻」なんて見出しで記事があった。「何をいまさら!」が小生の第一印象だった。絶滅危惧の基準を超えたのが増加したともあったけれど指定するなどの対応は大幅に遅れているのも「毎度!」の事である。
 指定だけしてその結果、手も足も出せなくなり結局は環境崩壊して天然記念物絶滅、なんて顛末はこの国では普通だし、それだけ行政官が阿呆ぞろいの証拠でもある。小中学生にタブレット端末全員配布や民間企業に試験を丸投げ、なんて手抜きとさぼりが横行しているのも「すぐ雲隠れ・入院」などが頻繁お約束であることからも推定できよう。
 まあ、「師曰く、政は正なり。子師いるに正しきを以てすれば、孰か敢て正しからざらん」、ここに諸悪の根源がある。思わぬ脱線ショートだが小生の認知症傾向はどうしようもない。

 フイールドのアサギマダラ、今期は1頭を視認しただけだったものの産卵は多かったようで12月中盤、幼虫は両手を超える数がいた。キジョランが育ったこともあり食い尽くされる心配は無くなったものの終齢幼虫まで育ち蛹化できる個体までとなると1か0かというレベルになってしまうのではないかと「豊産だ!」と喜んではいられない。厳しさを観てしまうのも巡回の哀しさでもあるのだ。