
写真左からヘキサ・スフェリコンの基盤型、円柱型、円筒型と並び、オロイド3列、スフェリコン3列と続く。色や厚み、材質の違いはすべて手元の端材から作った事によるが、手持ちの材が無くなってしまった証でもある。ヒノキ・スギ・集成材・秋田杉古材などを用いたしオイルフェニッシュを施したりしなかったりの不統一さで雑多な幾何回転体になってしまった。
オイルを塗ったため滑りによる失速でヘキサ・スフェリコンの運動性能は劣化したし、他の作品も色合いが生地そのものより悪くなってしまった。
改めて油性塗料で色付けすれば統一感が出ると思うけれど、次の玩具にも手を出さねばならないから幾何回転体はいったん終了とした。3種類の幾何回転体のうち今回の製作でヘキサ・スフェリコンの製作が一番容易だったのは発想の転換に由った事が大きい。これまではヘキサ・スフェリコンの製作が一番難しく手間だと感じていたのだった。その原因は左上、2体のヘキサ・スフェリコン基盤鍔型にあった。
一体作るのに部品点数5点で、その上、位置関係と取り付け精度が求められる。部品点数が増えれば最終誤差は大きくなるのは道理なのでヘキサ・スフェリコンに限って言えば「シンプルイズザベスト」は間違いない。
さてさて、ようやく一段落した作り込みだったが、歌の文句にあるように「ちょっと遊んで転がして あとはあっさり捨てる木か・・・」てなもんや三度笠。