トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「まだ一匹いる」

2019-12-21 | 小父のお隣さん
 20日、曇り空ながら15℃ほどの昼過ぎ、まだ一匹姿がある。邪魔をしなければ飛び立つ事も無く背中を弱い日差しに向けたままだ。気温も平均より暖かいとはいえ、捕食出来る小昆虫も減っているだろうし、この個体もカウントダウンの真っただ中にあるはずだ。既にオオアオイトトンボは見る事が出来なくなっていて、恐らくこの個体が姿を消せば4カ月はトンボのいない時期が続くのだ。

 オツネントンボは観測されているので片手間に注意を払ってはいるものの、小生は視認できていない。

落ち葉で渇水だなんて・・・

2019-12-21 | 小人閑居して憮然
 凍結前に水辺の始末をせねばと二つ池に向かう途中で泥水池3の水が無くなっていることに気が付いた。前日は曇りの肌寒い日だったのでご出勤はせず自宅で工作だった。故に水切れが前日だったのか前々日からだったのかは不明だ。それでも水が無い部分でも潤いは保たれていたので「危機一髪」のセーフと言って良いだろう。
 原因を探りに行くと上棚からは何時もの水量でパイプから水が落ちているので数多隠れている漏水孔が顕在化したのではないかと疑って水の無い2と3を丹念に観察したけれど漏水孔は見いだせなかった。

と それでも泥水池1は満水位なので疑いは晴れなかったのだが泥水池1のオーバーフロー部を見て「ここか!」と納得したのだった。泥水池1のオーバーフロー部はトンボ池への分水量を分ける微妙な高さにある。そもそも池に流入する水量は毎分バケツ1杯程度なので、これを分水するにはミリ単位の水位調整は必要だ。
 それなのにここに落ち葉が集まってオーバーフロー部を乗り越える僅かな水量を止めてしまっている。これでは分水にはならないのであった。落ち葉を排除してようやく堰から水が落ち出した。減水した泥水池2と3が満水になるには一昼夜を要する。湛水確認は翌日となった。

 ほんと、油断も隙もありゃあしないが落ち葉が重なれば濡れて密着するし、もともと水気が無い物なので渇水は当たり前か。それでも落ち葉が原因で水が止まるなんて考えもしなかった。涙の滴を分けるような分水なのだからしょうもないと言えばそうなのだけれど、水辺管理のデリケートさを思い知らされたのだった。
 露出した池の底は単なる泥の平面でしかないけれど、この中にどれほどのヤゴがいるのか不明でも存在は確実なので乾燥前に復旧させる事が出来たのはなによりだが、これで正月休みは水見回りで「無い」がお年玉で落としどころ。まあ、お歳には堪えるのぉ・・・。